ボルボ『EX90』、NVIDIAの最新チップ搭載でAIコンピューティング性能が8倍に

ボルボ EX90
ボルボ EX90全 5 枚

ボルボカーズは、最上位電動SUV『EX90』に、エヌビディアの新型車載コンピューター「デュアルNVIDIA DRIVE AGX Orin」を搭載すると発表した。これは、ソフトウェアアップデートによって実現される。

現行のEX90には、DRIVE AGX OrinとDRIVE AGX Xavierの組み合わせが搭載されている。今回のアップグレードにより、AIコンピューティング性能が8倍に向上し、ディープラーニングモデルとニューラルネットワークのサイズが4000万パラメータから2億パラメータへと拡大する。

NVIDIA DRIVE AGX Orinは、毎秒約508兆回の演算(TOPS)という高レベルの演算能力を持つ。これにより、AIベースの最先端アクティブセーフティ機能、車両センサー、効率的なバッテリーマネージメントなどの機能を管理する。

ボルボ EX90ボルボ EX90

このアップグレードにより、安全性と総合的なパフォーマンスの水準をさらに引き上げることが可能になる。

この取り組みは、ボルボの「スーパーセット・テックスタック」アプローチの一環であり、新技術導入時に車両のハードウェアをアップグレードできることを示している。既存のEX90オーナーには、無償でアップグレードが提供される。

ボルボは、より多くのデータを収集し、車両開発を続けながら、顧客体験と安全性の向上を目指している。この継続的な改善の理念は、ボルボの車づくりの根幹をなすものだとしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る