台湾の鴻海がホンダにも協業提案、米テスラも日産に“接近”報道[新聞ウォッチ]

台湾、台北の鴻海本社。FOXCONNブランドで事業を展開
台湾、台北の鴻海本社。FOXCONNブランドで事業を展開全 2 枚

「天皇誕生日」と振替休日を含む3連休最終の2月24日は、ロシアによるウクライナ侵略開始から3年を迎えたことで、G7首脳がウクライナのゼレンスキー大統領を招き、テレビ会議を開催。きょうの各紙も「ゼレンスキー氏、G7結束維持呼びかけ」(読売)などと、「ウクライナ侵攻3年」の特集記事が目立つ。

一方で、「ホンダ・日産統合」の破談関連の記事はやや下火になりつつあるとはいえ、それでもこの3連休中にも、日経が2月22日付け朝刊に「台湾電機大手・鴻海(ホンハイ)精密工業がホンダに協業を提案したことが分かった」などと報じていた。

それによると、鴻海は電気自動車(EV)事業の強化に向けて、日産自動車との提携を模索しているが、「日産傘下の三菱自動車を加えた日台による4社での協業を視野に入れている」と取り上げた。

その日経の観測記事は、鴻海の社内関係者が明らかにしたそうで、「4社協業が実現すれば将来的な資本提携に発展する可能性もある」とも伝えている。

また、日産を巡る動きは一段と激しくなっているようだが、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)も、「米テスラが日産に出資する計画を菅義偉元首相を含むグループが策定した」とも報じた。このため、投資家らも“好材料”と判断し、先週末の2月21日の東京株式市場では日産株が一時、前日比約13%高まで急騰する.動きもみられたほど。まるで投資家の“オモチャ”のように扱われる日産も気の毒だが、これも「身から出た錆」でもあるから仕方ないのか。

2025年2月25日付

●新参者が挑むライドシェア、米で便利さ実感「日本でも」買収で参入の壁突破、万博時に規制緩和(朝日・6面)

●内閣支持は横ばい44%、本社・FNN合同世論調査(産経・1面)

●排出削減目標9割未提出、パリ協定締約国、けん引役不在(日経・1面)

●アップル、米で75兆円投資、テキサスに新工場、生産移管進める(日経・1面)

●ニュース一言、ソニーグループ十時社長 (日経・9面)

《福田俊之》

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