メルセデスベンツ、C/EクラスEVの投入を明言! 史上最大の新車計画、エンジン車の開発は継続

メルセデスベンツEクラス現行型
メルセデスベンツEクラス現行型全 5 枚

メルセデスベンツが、同社史上最大規模となる新製品投入計画を発表した。数十の新型モデルや改良モデルを市場に投入する予定だ。この計画では、電動化への取り組みを加速する。次期『GLC』と『Cクラス』にはEVを投入し、主力セグメントの電動化を進める。

さらに、次期『Eクラス』のEVも発売予定だ。メルセデスベンツは、これらの新型電気自動車の投入により、2027年までに電動車両(xEV)の販売比率を30%以上に引き上げることを目指している。

2026年にフラッグシップモデル『Sクラス』の大幅改良が予定されている。また、高性能車部門のメルセデスAMGでも複数の新型モデルの発売が予定されている

技術面では、新開発の柔軟性の高い電動ドライブユニット「EDU 2.0」を採用。これにより、全セグメントで2輪駆動と4輪駆動のオプションを提供できるようになる。

一方で、内燃エンジン車の開発も継続する。EU7排出ガス規制に対応した4気筒から8気筒までのエンジンとトランスミッションをすでに用意しており、一部の市場では12気筒エンジンの設定も続ける。

メルセデスベンツの取締役会メンバーで最高技術責任者のマーカス・シェーファー氏は、「妥協のない車を提供し、興奮していただけると確信している。全ての車両が最新のAI技術を活用した統合テックスタックを搭載し、最新の運転支援システムや革新的な技術機能を備えている」とコメントしている。

さらにシェーファー氏は、「自社開発のオペレーティングシステムMB.OSを搭載した初のソフトウェア定義車両も導入。次期GLCは、中型セグメントの転換点となる。これは、顧客が待ち望んでいた電動SUV」と述べ、今後の展開に自信を示した。

《森脇稔》

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