FCEVの本命は大型トラック、フォルヴィアは直径620mmの水素タンクを展示…水素・燃料電池展 2025

フォルビアの大型トラック向け直径62cmの水素タンク
フォルビアの大型トラック向け直径62cmの水素タンク全 6 枚

乗用車が先行しているFCEV市場だが、現在、業界が注目しているのはむしろトラックやバスといった大型車両だ。重機や船舶なども今後広がっていく分野とされている。そこで必要となってくるのは用途に見合った大型の水素タンクだ。

「H2 & FC EXPO 水素・燃料電池展」(会期:2月19日~21日)のフォルヴィアブースでは燃料電池他の水素関連技術が展示されていたが、中でも目立っていたのは直径620mm、全長2400mm(2.4m)もある大型のタンクだ。大型トラック用の水素タンクで、容量は420リットル。水素は重さにして17kgほど重点できる。内圧は車載用タンクの標準である70MPaとなっている。

欧州ではEC79、中国のGB/Tの規格認証を得ているもので、国際基準ではUN-R134も取得している。車載用のこのサイズで認証をとっているタンクは世界でもごく少数だ。フォルヴィアでは、すでにEUでの採用実績があり、日本市場でも展開すべく各社と協議、売り込みをしている。R134を取得しているので、日本での認証取得に大きな障害はないとする。

ブーススタッフによれば、EUなどではすでに納入実績があるので、日本への供給も問題はない。法的な認可も含めていつでも市場投入はできる体制をとっているという。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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