4ターボV12エンジン搭載の1850馬力ハイパーカー、英リカルドの7速ハイブリッド搭載へ

ゼンヴォオートモーティブ・オーロラ の「Tur」
ゼンヴォオートモーティブ・オーロラ の「Tur」全 6 枚

デンマークのゼンヴォ・オートモーティブは、新型ハイパーカー『オーロラ』の開発において、英国のリカルドをトランスミッションパートナーに選定したと発表した。

ゼンヴォ・オートモーティブの新型ハイパーカー『オーロラ』

リカルドは、イングランドのショーラムバイシーに本社を置き、世界最高峰のスーパーカーやハイパーカー向けの高性能ギアボックスやトランスミッションの開発で豊富な経験を持つ。両社のエンジニアリングチームが協力し、今春には最初のプロトタイプ走行テストを予定している。

ゼンヴォの最高技術責任者ジョン・ガナー氏は、「リカルドは近年、世界で最も高性能で刺激的な車の性能に不可欠な役割を果たしてきた。彼らは、エンジニアリングの精度とドライバーの楽しさを両立させるために何が必要かを正確に理解している」とコメントしている。

オーロラには、ゼンヴォ独自開発の6.6リットル4ターボV12エンジン「ミョルニル」が搭載される。このエンジンに7速ハイブリッドシステムを組み合わせ、最大出力1850hp、最大トルク1500Nmを発生させる計画だ。4輪駆動または後輪駆動のセットアップで、この圧倒的なパワーを路面に伝える。

リカルドのリチャード・ゲスト氏は、「ゼンヴォ・オートモーティブと同様、リカルドもクライアントのためにパフォーマンスを追求する上で妥協のないアプローチを取っている。トランスミッションとドライブラインのイノベーションにおける豊富な経験を、このプログラムに活かせることを嬉しく思う」と述べている。

ゼンヴォ・オートモーティブは、オーロラを同社史上最軽量かつ最強力の市販車とすることを目指している。リカルドとの提携により、高性能と運転の楽しさを両立させた革新的なハイパーカーの誕生が期待されている。

《森脇稔》

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