プロの技が光る! レクサスNXの純正オーディオが激変するDSP&スピーカー交換術[Pro Shop インストール・レビュー]レクサス NX350h by ブリーズ 後編

プロの技が光る! レクサスNXの純正オーディオが激変するDSP&スピーカー交換術[Pro Shop インストール・レビュー]レクサス NX350h by ブリーズ 後編
プロの技が光る! レクサスNXの純正オーディオが激変するDSP&スピーカー交換術[Pro Shop インストール・レビュー]レクサス NX350h by ブリーズ 後編全 10 枚

前編ではコンセプトやシステム概要をお伝えした奈良県にあるブリーズのデモカーであるレクサス『NX350h』。今回の後編ではユーザーが気になるコンパクトなシステムのキーになるDSPアンプや高音質化のワザが込められたスピーカー取り付けについて紹介して行く。

【画像全10枚】

◆シンプルなシステムで幅広いユーザーにも
すんなり受け入れられるインストールを提案

ラゲッジフロア下の収納トレーの一部を使ってDSPアンプを取り付けるためのボードを製作。デザイン的にも美しく収められている。ラゲッジフロア下の収納トレーの一部を使ってDSPアンプを取り付けるためのボードを製作。デザイン的にも美しく収められている。
ラゲッジの床下にはこのような収納が備わっている。ここに取り付けるのはDSPアンプ1台なのでスペースをほとんどスポイルしない。ラゲッジの床下にはこのような収納が備わっている。ここに取り付けるのはDSPアンプ1台なのでスペースをほとんどスポイルしない。純正のフロアパネルを設置すればこの通り純正とまったく同じ状態。荷物の積載も含めて普段使いにも支障が無い。純正のフロアパネルを設置すればこの通り純正とまったく同じ状態。荷物の積載も含めて普段使いにも支障が無い。DSPアンプのコントローラーはセンタークラスターのトレー内に設置。ボリュームやプリセット切り替えなどが操作可能。DSPアンプのコントローラーはセンタークラスターのトレー内に設置。ボリュームやプリセット切り替えなどが操作可能。

ブリーズのデモカーであるレクサスNX350h。大げさにならないシステムで初心者を含めた幅広いユーザーに受け入れやすい取り付けを実践したのが見どころとなった。中でもシステムをコンパクトにしている最大の要因はDSPアンプの導入だ。しかも8チャンネルの内臓アンプを備えたヘリックスのVエイトDSPを用いているため、1台のユニットでフロント2ウェイに加えて純正センター/リア/サブウファーをすべてドライブ。もちろん各スピーカーはDSPを使ってフルコントロールしているのは言うまでもない。

純正とプロショップでインストール&調整したオーディオの大きな違いのひとつである定位や帯域バランスが、DSPアンプを用いたことによって表現できているのもこのデモカーのアピールポイントとなっている。ブリーズにやって来たユーザーが、試聴することでシステムに興味を持つにはぴったりの構成になっている。

しかもDSPアンプはラゲッジのフロアを部分的に加工してピタリと収めているのも見事。フロア下の収納も大部分は生かしつつ、DSPアンプをきれいに収めているのも、加工を嫌う純正派のユーザーにも十分に受け入れられるスタイルだろう。もちろん純正フロアボードを被せればまったくノーマルのままで荷物の積載性も一切スポイルしないのも良いところだ。

◆レクサスの車内構造に合わせた2ウェイを選択
いずれもインナー取り付けで高音質を体感できる

ドアの内張りを外すとスピーカーの取り付け周辺が見える。アルミのベースプレート+バッフルを使った取り付けが上質。ドアの内張りを外すとスピーカーの取り付け周辺が見える。アルミのベースプレート+バッフルを使った取り付けが上質。DLSの2ウェイセパレートモデルであるRZ6.2Qのツイーターは50mm口径のコーン型。そのためバックチャンバーも備えている。DLSの2ウェイセパレートモデルであるRZ6.2Qのツイーターは50mm口径のコーン型。そのためバックチャンバーも備えている。

サウンド面のキーワードになっているのは前編でもお伝えした通り、DLSの2ウェイモデルであるRZ6.2Qだ。サウンドを大きく左右するフロントスピーカーなので、最終的にはユーザーが好みでチョイスすることになるのだが、デモカーには一例として同スピーカーを取り付けていることでサウンドの進化を体感できる仕組み。

ミッドレンジはドアにインナー取り付けされる。ツイーターもダッシュ上の純正位置(グリルなども純正をそのまま利用)に取り付けているのもシンプルな取り付けとなっている。内装加工を前提とした取り付けだとどうしても初心者ユーザーにはハードルが上がってしまうが、この取り付けであればプロショップでのインストールが初めてというユーザーでも受け入れやすく、完成形が想像しやすいシステムになるのでは無いだろうか。

もちろんプロショップではスピーカー取り付けのクオリティの高さも注目ポイントになる。そのひとつがツイーターだ。前編でお伝えした通りRZ6.2Qのツイーターは50mm口径のコーン型を採用して、ツイーターとしてはかなりワイドレンジな1.5kHzの中域までを再生可能なユニットだ。コーン型なのでしっかりとバックチャンバーを備えているが、レクサスNXの純正位置への取り付けも確認済み。しかも取り付けにはアルミ複合板を使った専用バッフルを用いて確実なインストールを実施しているのもプロショップならではの入念さだろう。

◆ドアへのスピーカー取り付けはかなり入念
注目はアルミのベースプレート&バッフルの採用

ブリーズで開発中のアルミ製のベースプレート(5mm)を組み込んでいるのも見どころ。質感の高いインストールとなっている。ブリーズで開発中のアルミ製のベースプレート(5mm)を組み込んでいるのも見どころ。質感の高いインストールとなっている。バッフルにはジュラルミンを用いたMX22SPを使用する。精度や耐久性の高さ持つ高品質なバッフルはスピーカーの能力を引き出す。バッフルにはジュラルミンを用いたMX22SPを使用する。精度や耐久性の高さ持つ高品質なバッフルはスピーカーの能力を引き出す。アルミバッフル+ベースプレートには一定の重量があるためスピーカーの反力を受け止めるのにも有利。デッドニングは最小限で済む。アルミバッフル+ベースプレートには一定の重量があるためスピーカーの反力を受け止めるのにも有利。デッドニングは最小限で済む。

スピーカー取り付けで最大の注目ポイントになるのがドアへのミッドバスのインストールだ。中低域から中高域まで、音楽の中核をなす音のほぼすべてがこのミッドバスが担当していると言っても過言では無い。そのため確実な取り付けで各帯域をバランス良く再生することが求められる。そのためにはバッフルや防振を通じてスピーカーの持てるポテンシャルを十分に引き出すことがポイントだ。

その点、ブリーズのデモカーであるレクサスNXにはかなり手の込んだ処理が施されている。普段はドア内張りに隠れてしまい処理が見えないのだが、今回は分解してもらってドア内部を公開することにした。スピーカー取り付け位置を見るとアルミを使ったバッフルが印象的。取り付け部には楕円構造のベースプレート(アルミ製/5mm厚)を採用、これはブリーズで現在開発中のパーツだ。さらにスピーカーの取り付け部には同ショップお得意のジュラルミン製のバッフル(MX22SP)を用いて確実な取り付けが施される。バッフルにアルミを用いるメリットは、精度の高さや強度に加え、湿気などに対しての劣化が無いこと。さらにある程度の重量があることもスピーカーを鳴らす上ではメリットになる。スピーカーの反力を抑えることにもつながるのでデッドニングが少量で済むことも長所だ。

初心者~中級者に向けて作られたデモカーらしい、ユーザーにわかりやすく導入しやすいシステムが組まれ、大げさになら無い取り付けも施されたレクサスNX。シンプルなシステムデザインでありながらプロショップならではの入念なスピーカー取り付けも込められ、愛車のシステムアップを考える上でも絶好のサンプルになるデモカーとなった。気になるユーザーは一度試聴に訪れると良いだろう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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