BMW『2シリーズ グランクーペ』新型=クーペのデザイン+4ドアボディの利便性

BMW 2シリーズ・グランクーペ:M235 xDriveグランクーペ
BMW 2シリーズ・グランクーペ:M235 xDriveグランクーペ全 27 枚

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は3月5日、4ドアクーペのBMW『2シリーズ・グランクーペ』全面改良新型モデルを、全国のBMW正規ディーラーにおいて発売、順次、納車を開始する。


◆プレミアム・スモール・コンパクト・セグメントを重要視

同日、都内で開催された記者発表会で、ビー・エム・ダブリュー、BMWブランド・マネジメント・ディビジョン、プロダクト・マーケティングの伊藤瑠菜プロダクト・マネージャーは、新型車の特徴を「美しいクーペデザインと、4ドアボディによる利便性を持ち、コンパクトな車両サイズは、とくに日本市場での必要性が高い」とまとめる。

2シリーズ・グランクーペはプレミアム・スモール・コンパクト・セグメントに属するモデルだ。ビー・エム・ダブリューの長谷川正敏代表取締役社長は、2シリーズについて「BMWでは2シリーズに加えて『1シリーズ』、『X1』をエントリーモデルとして展開しており、自動車輸入組合の統計では常に上位にランクインしている。また、この市場セグメントを活性化させたい。消費者のニーズが多様化していく中で、BMWに興味を持って欲しい」と、その重要性を語る。

◆2が大きい

第2世代へと進化した2シリーズ・グランクーペは、BMWのキドニーグリルに斜めのデザインを取り入れ(220グランクーペM Sportおよび220dグランクーベM Sport)るとともに、立体的なプレスラインを採用して、従来よりスポーティな印象をめざした。

BMWデザインの伝統のひとつである丸目4灯ヘッドライトを再定義した、環状のシグネチャーを2回繰り返す“ツインサーキュラー”は、よりシャープかつスポーティなデザインのアダプティブLEDヘッドライトだ。リアゲートに取り付けられているモデル名のバッジは、「2」を大きくすることで、「2シリーズ」であることを強調している。

インテリアでは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化させ大型化し存在感を増しつつ、運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を高めたカーブドディスプレイを採用した。BMWオペレーティング・システム9が搭載され、運転席側に機能アイコンを縦に並べた再設計されたホーム画面を備えている。さらに、シフトレバーを廃止し、センターアームレストに操作系を全て納めた。


《高木啓》

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  3. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る