ヴァレオ、車載センサーを活用した新型エンタメシステム発表へ…XRゲームも可能に

ヴァレオ・レーサー
ヴァレオ・レーサー全 3 枚

ヴァレオは、3月8日から米国で開催される「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2025」の「ラ・フレンチ・タッチ・ランデブー」において、既存の車載安全機能を活用した革新的なエンターテイメントソリューションを発表する。

ヴァレオは、カメラやレーダーなどの既存の安全機能をソフトウェアによって変革し、新たなエンターテイメントやパーソナライゼーションの可能性を切り開く方法を紹介する。その中心となるのが、拡張現実(XR)ゲーム体験「ヴァレオ・レーサー」だ。

このゲームは、車両のWi-Fiに接続されたスマートフォンやタブレットでプレイ可能で、車内の先進運転支援システム(ADAS)を使用して車両のリアルタイム環境データをゲームに取り込む。カメラ、レーダー、超音波センサー、AI認識アルゴリズムなどを活用し、Unityのランタイムに挿入してゲーム要素を生成する。

ヴァレオ PanoramaXRヴァレオ PanoramaXR

さらに、ヴァレオは「PanoramaXR」と呼ばれる技術も発表する。これは、ADASと車載AIアルゴリズムを使用して、ドローンで撮影したかのような運転環境の360度ビューを作成する。車載のコネクティビティ、統合ビデオ会議、リアルタイム共有により、乗員とリモートユーザーが一緒に乗車体験をしてコミュニケーションを取ることができる。

また、「Panovision」と呼ばれる技術も紹介される。これは、フロントガラス全体に投影された仮想浮遊画像を拡張現実ヘッドアップディスプレイ(HUD)と組み合わせ、ドライバーインタラクションに革命をもたらす。重要な情報をドライバーの視線内に直接提供し、安全性を高める。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 「スポーツバイクの王者」新型スズキ『GSX-R1000』発表! 40周年で大幅改良、日本市場復活なるか
  5. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る