マツダ、2025年度モータースポーツ活動計画を発表…参加型の裾野拡大へ

「バーチャルからリアルへの道」参加メンバー(2024年度)
「バーチャルからリアルへの道」参加メンバー(2024年度)全 3 枚

マツダは3月7日、2025年度の参加型モータースポーツ活動計画を発表した。この計画は、モータースポーツ文化を未来につなげていくことを目的としている。

マツダが参戦するモータースポーツ

計画の中心となるのは、個々人の技量に応じて、クルマ本来の操る楽しさをモータースポーツで体験する機会を提供することだ。具体的には、以下のようなプログラムが用意されている。

「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING チャレンジプログラム」では、eスポーツの世界で活躍する選手にリアルモータースポーツを体験する機会を提供する「バーチャルからリアルへの道」と、ロードスター・パーティレース3で優秀な成績を収めたドライバーが「ENEOSスーパー耐久シリーズ2025」に挑戦する「スーパー耐久シリーズへの道」が実施される。

eスポーツ分野では、幅広い年齢層を対象としたeスポーツ大会の開催も検討されている。これにより、実際の運転免許やクルマ所有の有無にかかわらず、レースを通じてクルマを操る楽しさを体験できる機会を提供する。

「MAZDA SPIRIT RACING GYMKHANA EXPERIENCE」は、モータースポーツ未経験者や経験の浅い人を対象とした、ジムカーナ形式の体験イベントだ。プロドライバーからアドバイスを受けることができ、マツダ車以外での参加も可能となっている。

「マツダファン・サーキットトライアル(MFCT)」は、JAF公認のタイムアタック競技で、普段乗っているマツダ車で参加可能だ。東日本トロフィー、西日本トロフィー、特別戦の計3戦が行われる。競技ライセンスがなくても参加できるお試しクラスも設定されている。

「マツダファン・エンデュランス(通称:マツ耐)」は、全国6か所の主要サーキットで行われる耐久レースだ。150分の規定時間内に途中給油なしでどれだけ多く周回できるかを競う。

「ロードスター・パーティレース3」は、マツダ ロードスターのワンメイクで行われるJAF公認の登録ナンバー付き車両レースだ。ジャパンツアーシリーズは年間8戦行われる予定で、ローカルシリーズは北日本、東日本、西日本の3地域で計4戦が行われる。

「富士チャンピオンレースシリーズ ロードスターカップ」は、富士スピードウェイで年間4戦が行われる。ロードスターの登録ナンバー付車両で競われ、全世代、全グレードのロードスターで参加可能だ。

これらの活動を通じて、マツダはモータースポーツの裾野を広げ、自動車文化の発展に貢献することを目指している。初心者からベテランまで、幅広い層がモータースポーツを楽しめる環境を整えることで、クルマの楽しさを多くの人々に伝えていく狙いだ。

《森脇稔》

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