ブリヂストン、タイヤ粉じん捕集の独自技術開発…自動車タイヤの環境負荷低減へ

ブリヂストンがタイヤと路面の摩耗によって発生する粉じん(TRWP)の環境影響を把握するため独自の実車捕集法を開発
ブリヂストンがタイヤと路面の摩耗によって発生する粉じん(TRWP)の環境影響を把握するため独自の実車捕集法を開発全 1 枚

ブリヂストンは、タイヤと路面の摩耗によって発生する粉じん(TRWP)の環境影響を把握するため、独自の実車捕集法を開発したと発表した。この技術により、TRWPの特性解明や環境への影響評価が大きく前進するという。

新技術の特徴は、高速度カメラとレーザー光を組み合わせてTRWPの飛散状況を可視化し、効率的に捕集できる装置を開発した点にある。さらに、自動運転技術を用いて一定の走行状態を維持し、電気自動車(EV)の回生ブレーキを活用することで、排気粉じんやブレーキ粉じんの影響を排除したTRWPの捕集を可能にした。

この捕集法は、ブリヂストンのテストコース「B-Mobility」(東京都小平市)で実施される。同社は、捕集したTRWPを活用して環境影響の把握を加速させるとともに、TRWPの発生量低減に向けた取り組みも推進するとしている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る