運転中に地震!その時どうする?---対処法と事前の備え まとめ

2011年3月、仙台市
2011年3月、仙台市全 7 枚

3月11日は2011年に東日本大震災が発生した日だ。運転中に地震が発生した場合、どうするか? 本記事では、地震発生時の適切な対応方法、事前の防災対策、自動車保険の補償範囲についてまとめた。

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◆運転中に地震に遭遇した場合の対処方法

運転中に大地震が発生した場合は、安全を確保し、冷静に行動すること。以下の手順に従って対応しよう。警察庁やJAFの資料を中心にまとめた。

1. 慌てず安全に停車する

急ハンドル・急ブレーキを避ける。急な操作は事故を招くため、できるだけ安全な方法で徐々にスピードを落とす。そしてハザードランプを点灯する。周囲の車に注意を促しながら、道路の左側に寄せて停車する。

2. 停車後の対応

停車したらエンジンを止め、揺れが収まるまで車内で待機する。カーラジオやスマホで地震・交通情報を確認し、次の行動を判断する。道路の損壊・信号機の停止・障害物の有無を確認し、運転を再開するかどうか慎重に判断する。

3. 車を置いて避難する場合

車を置いて避難する場合は、できるだけ道路外の安全な場所に移動する。道路上に車を放置すると、救助活動や避難の妨げになるため、可能なら駐車場など道路外へ移動する。やむを得ず道路上に駐車する場合は、道路の左側に寄せて駐車する。交差点や狭い道路を避け、避難の妨げにならない場所を選ぶ。

エンジンを止め、キーは付けたまま、または運転席のわかりやすい場所に置く。緊急時に車両移動が必要になるので、窓を閉め、ドアはロックしないこと。

4. 運転を再開する場合

道路の損壊・信号機の停止・障害物の有無を慎重に確認する。とくに交差点では一時停止し、周囲の安全を確保して進む。

5. 避難に車を使わない

原則として、車での避難は避けること。津波など特別な事情がある場合は、道路の安全状況をじゅうぶん確認しながら慎重に運転する。

車にも防災グッズを備えておく車にも防災グッズを備えておく

◆運転中の地震に備えて準備しておきたい防災対策

地震発生時に安全を確保し、適切に行動するためには、事前の備えが重要だ。対策を実施しておくことで、被災時の対応がスムーズになると期待できる。例えば日常的に燃料を確保し、必要な防災用品を車に備えておくこと。三井住友海上保険が下記のような「もしものために、準備しておきたい車の防災対策」を提案している。

1. ガソリンは常に余裕を持って給油

ガソリンが手に入りにくくなる可能性を考え、常にメーターの半分以上の燃料を確保する。緊急時に車を動かす必要がある場合に備え、こまめに給油しておくとよい。

2. 避難しやすい靴を車に常備

スニーカーなど、走りやすい靴を車内に備えておく。革靴、パンプス、ブーツでは避難時に走りづらく、長時間の歩行や避難生活で不便になるため注意。

3. 車にも防災グッズを備えておく

外出先で被災した際にも対応できるよう、必要最低限の防災用品を車内に常備しておく。例として飲料水・非常食(長期保存可能なもの)、懐中電灯・携帯充電器(停電時に役立つ)、簡易トイレ(避難生活での衛生対策)、軍手・ホイッスル(救助時や安全確保のため)など。

4. タオルを多めに準備

タオルは防寒対策として体を温めるのに役立つ。ケガをした際の応急処置(止血・負傷箇所の固定)にも使用できる。ほこりよけや簡易マスクとしても利用可能だ。

タオルを多めに準備タオルを多めに準備

◆地震などの自然災害による損害は自動車保険で補償されるのか?

自動車が自然災害によって損傷を受けた場合、車両保険に加入しているかどうかや補償の対象となる災害の種類によって、保険が適用されるかどうかが異なる。車両保険では、火災・洪水・台風などの損害は補償されるが、地震・噴火・津波による損害は補償されない。

地震による車の損害に備えたい場合は、「地震補償特約」があるか確認し、必要に応じて追加加入を検討する。補償の詳細や適用条件は保険会社ごとに異なるため、事前に問い合わせることが大切だ。保険会社は「自動車保険で補償を受けられるのか」を公式サイトなどで説明している。以下、SOMPOダイレクト損害保険の資料を中心にまとめた。

1. 車両保険の補償範囲

車両保険で補償される自然災害は火災、洪水(大雨や川の氾濫など)、台風(強風による車の損傷)。いっぽう補償されない自然災害は地震、噴火、津波(地震や噴火が原因で発生した場合を含む)。

2. 地震による損害を補償する方法

通常の車両保険では、地震・噴火・津波による損害は補償対象外だ。一部の保険会社では、「地震補償特約」を提供している場合がある。地震補償特約に加入すれば、通常補償されない地震・噴火・津波の損害もカバー可能だ。

3. 事前に確認しておくべきこと

事前に、現在加入している自動車保険に、地震などの災害補償が含まれているか確認するとよい。「地震補償特約」がある場合、その補償範囲や適用条件をチェックする。保険会社によって内容が異なるので、公式サイトや保険会社に直接問い合わせをして、補償の詳細を把握しておこう。

《高木啓》

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