BMWの「アートカー」が50周年、5大陸を巡る世界ツアー開催へ

BMWの「アートカー」
BMWの「アートカー」全 4 枚

BMWは、アートカー・コレクションの50周年を記念し、5大陸を巡る世界ツアーを開催すると発表した。このツアーでは、各地で展示会や関連イベントが行われる予定だ。

50周年を迎えたBMWの「アートカー」

BMWアートカーの歴史は1975年6月14日、アメリカの彫刻家アレクサンダー・カルダーがデザインしたBMW『3.0 CSL』が、ル・マン24時間レースに参戦したことに始まる。当初は1回限りのコラボレーションとして企画されたが、カラフルなレーシングカーは観客の熱狂的な支持を得て、BMWはこのプロジェクトの継続を決定した。

世界ツアーは欧州とアジアからスタートする。3月20日から21日にかけて、ウィーンの応用美術博物館とSPARKアートフェアで、ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホル、ロバート・ラウシェンバーグ、デイビッド・ホックニー、ジェフ・クーンズによるアートカーが展示される。

最新の第20回アートカーとなるBMW『M Hybrid V8』は、アメリカの画家ジュリー・メレツによるものだ。このアートカーは3月28日から30日にかけて、香港のアート・バーゼルでアジアツアーの一環として展示される。

メレツは、アートカープロジェクトを車両という枠を超えて展開している。2025年には、映画プロデューサーのメーレット・マンデフロとBMWグループの協力のもと、アフリカ5カ国の若手映像・メディアアーティストを対象としたワークショップを開催する予定だ。その成果は2026年、ケープタウンのツァイツ現代美術アフリカ美術館で、メレツのアートカーとともに展示される。

クラシックカーの重要な美術館やイベントでも、BMWアートカーの節目の年を祝う企画が予定されている。5月にはイタリアのコモ湖畔で開催されるクラシックカーフェスティバル「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で、サンドロ・キアによる13台目のアートカーが展示される。7月と8月には、オランダのハーグにあるラウマン美術館で8台のBMWアートカーの特別展示が行われる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  2. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る