ルノー『エスパス』がミニバンから電動SUVに変身、今夏欧州発売へ

ルノー・エスパス新型
ルノー・エスパス新型全 5 枚

ルノーは、ブランド最上位SUV『エスパス』新型を今夏、欧州市場で発売すると発表した。ヨーロッパで最初のMPVとされるエスパスは、初代が1983年、欧州で発表された。新型は7世代目で、ルノーブランドの電動SUVとして生まれ変わる。

新型エスパスの最大の特徴は、フルハイブリッドE-Tech 200hpパワートレインの搭載だ。このシステムは、130hp(96kW)の1.2リッター3気筒ターボガソリンエンジンと2つの電気モーターで構成されている。主電動機は50kW(70hp)の出力を持ち、2kWh/400Vのリチウムイオンバッテリーで駆動される。

このパワートレインは、将来的なEuro 6 Bis排出ガス規制にも対応している。燃費性能は4.8リッター/100km(CO2排出量108g/km、認証待ち)と優れており、1回の給油で最大1100kmの走行が可能だ。充電の必要がないため、利便性も高い。

インテリジェントな自動変速機は、フルハイブリッドE-Techパワートレインの動作モードを自動的に選択する。全電動、ダイナミックハイブリッド、e-ドライブ、内燃機関、エネルギー回生の5つのモードがあり、状況に応じて最適な走行を実現する。

新型エスパスの加速性能も向上しており、0-100km/hまでの加速は8.8秒、80-120km/hの加速は6秒で行える。ギアシフトの最適化により、高いパフォーマンスと快適性を両立させている。

ルノーの新型エスパスは、最新のハイブリッド技術を採用することで、環境性能と走行性能の両立を図っている。

《森脇稔》

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