マツダ初のEV『MX-30 EVモデル』が生産終了、発売から約4年2か月で

マツダMX-30 EVモデル
マツダMX-30 EVモデル全 6 枚

マツダは3月31日で、マツダ初の量産EV『MX-30 EVモデル』の生産を終了すると発表した。公式サイトで「MX-30 EV MODELの生産終了について」として19日付けで発表している。MX-30 EVモデルの発売は2021年1月。約4年2か月で姿を消すことになる。

MX-30 EVモデルは、EV専用に基本骨格、ボディを強化したマツダの新世代車両構造技術「SKYACTIV-ビークル アーキテクチャー」と、電動化技術「e-SKYACTIV」により、思い通りに操れる走行性能と、様々なシーンで体感できるシームレスで滑らかな挙動を実現。MX-30のコンパクトながら観音開きドアによる広い開口部や、上質な室内空間はそのままに電動化したのがMX-30 EVモデルだ。

エンジン車のアクセルペダルに相当するモーターペダルは、人の感覚にあったトルクコントロールを実現。「エレクトリック G-ベクタリング コントロール プラス」を搭載し、高い操縦安定性を実現すると同時に、回生協調ブレーキはペダルの操作量からドライバーが必要とする制動力を判断し、その範囲内で最大限のエネルギー回生を行いつつ、不足分を摩擦による制動力で補う。

マツダ初のEVとして期待されたが、35.5kWhのリチウムイオン電池による航続距離が256kmとライバルと比較すると短いことや、451万円からという価格がネックとなり販売が伸び悩んだ。一方でマツダは、2023年9月にマツダ独自のロータリーエンジンを発電機として搭載したプラグインハイブリッド車(PHEV)の『MX-30 ロータリーEV』を発売しており、実質的な後継モデルとしてバトンタッチした形となる。

またマツダは、3月31日をもってEV専用ダイヤルを終了することも合わせて発表。今後の問い合わせはマツダコールセンターが引き継ぐ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る