日産が新商品と新技術の導入計画を発表…新型『リーフ』や新型『マイクラ』で活性化

日産、北米市場向け新製品ティザー
日産、北米市場向け新製品ティザー全 11 枚

日産自動車は3月26日、今後の新型車とマイナーチェンジ車、および2025~26年度に導入予定の新技術を公表した。日産は新商品を通じて、業績の向上、願客ロイヤリティの向上、新規顧客の獲得、収益性の向上と持続可能な成長をめざす。

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◆セグメントのカバー範囲を拡大し、ラインアップを活性化

チーフプランニングオフィサーで、次期社長に就任予定のイヴァン・エスピノーサ氏は、「今後2年間で、新型『リーフ』や新型『マイクラEV』を含む、魅力ある商品ラインアップを構築する。次世代e-POWERは高効率な走りを実現する」と予告した。

3代目となる新型リーフは、SUV風味を増したクロスオーバーとして開発された。「CMF EV」プラットフォームを採用し、現行車比で航続の大幅な延長を見込んでいる。北米仕様にはNACS充電ポートを搭載し、テスラスーパーチャージャーネットワークへのアクセスを可能とした。詳細は2025年半ばに発表する予定だ。

◆第3世代 e-POWER で商品競争力を向上

日産のハイブリットシステムe-POWERは第3世代となる。小型のガソリンエンジンとリチウムイオンパッテリーを組み合わせ、電動モーターで駆動するシリースハイブリッドだ。電動モーターのみで駆動するため、レスポンスの良い加速と高い静粛性を特徴とした、EVのような運転体験を実現している。

第3世代のe-POWERシステムは、現在の第2世代システムに比べて高速走行時の燃費を最大15%向上させることをめざしている。新しいe-POWER専用1.5Lエンジンを採用し、最新のEVパワートレインと主要部品を共有するという。

第3世代e-POWERシステムは、2025年度後半に欧州向け『キャシュカイ』から搭載され、26年度には北米向けの次世代『ローグ』および日本市場向けの大型ミニバンに搭載される予定だ。

日産リーフ新型日産リーフ新型

日産では今後、パワートレインのニーズの多様化に応え、車種毎にハイブリッド技術(e-POWER、プラグインハイブリッドを含む)、電気自動車(EV)、ガソリンエンジンを設定する方針だ。

◆市場ごとにニーズに合わせた戦略

主な地域別の新型モデルの概要は以下の通り。

●日本市場のコアセグメントモデルを刷新

日本市場では、コアセグメントモデルを刷新し、次世代電動バワートレインを導入する。2025年度には、新型リーフや新型軽自動車を含め、多様な新型車とマイナーチェンジ車を投入する。26年度には、第3世代のe-POWERを搭載した新型大型ミニバンを投入する。これらの詳細は2025年後半に発表する予定だ。

●米国・カナダにe-POWERを導入

米国・カナダには、次世代EVおよびハイブリッド技術を搭載した、10車種以上の新型車およびマイナーチェンジ車を投入する(インフィニティ含む)。

2025年度には、米国とカナダで新型リーフが、世界で最初に発売される。2026年度には4代目となる新型ローグの生産を開始、e-POWER技術を米国およびカナダで初めて提供する。ローグにはガソリンエンジンも用意される。インフィニティブランドは、新型クロスオーバークーペ『QX65』を発売する。ニーズが高いミドルサイズクロスオーバーの2列シートモデルだ。

2027年度の後半から、米国ミシシッピ州のキャントン工場で新型DUV EVの生産が開始される予定だ。28年度にはインフィニティ・バージョンが加わる。

●欧州にマイクラEV、ルノーと協業

欧州では2025年度に、3つの主要な電動車を導入する。コンパクトEVの新型『マイクラ』、新型リーフ、第3世代のe-POWER技術を搭載したコンパクトクロスオーバー『キャシュカイ』だ。マイクラEVは、ルノーとの協業により生産される。ロンドンの日産デザインヨーロッパでデザインされ、年内に販売を開始する予定。

日産マイクラ新型(EV)日産マイクラ新型(EV)

●インドは輸出も拡大

世界で最も急成長している市場のインドでは、商品ラインナップの強化と輸出の拡大を図る。今後2年間で2車種を投入し、これらの新型車はチェンナイ工場で生産される。インド国内の販売を強化し、さらに右ハンドルと左ハンドルの両仕様で世界への輸出を計画している。インドでの国内販売と輸出は、それぞれ年間10万台が目標。

●ラテンアメリカ

日産が強いと自負するメキシコを含むラテンアメリカでは、2025年度に新型コンパクトSUVを、26年度にミドルサイズピックアップトラックの『フロンティア/ナバラ』を、26年度後半には、『エクストレイル』のe-POWERモデルを、それぞれ投入する。

●中東

同じく日産が自身の強みと自己評価する中東向けは、2025年度にスポーツカーの『Z NISMO』を投入する。インフィニティにおいては、25年度に3列シートのラグジュアリーSUV『QX60』」をマイナーチェンジ、26年度に2列シートのミドルサイズラグジュアリークロスオーバーの新型車『QX65』を追加する。

エスピノーサ次期社長は「世界中の熱いファンと日産を支えてくれている顧客に、ワクワクする体験を届ける」と約束した。

《高木啓》

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