大阪・関西万博で宿泊施設不足懸念、レンタルキャンピングカーに注目する理由

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4月から開幕する大阪・関西万博に向けて、宿泊施設の不足が深刻な問題となっている。「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(JAPAN C.R.C.)」を運営するキャンピングカー株式会社は、万博開催に伴う宿泊需要の急増に対応すべく、準備を進めている。

大阪府の吉村知事は3月26日の会見で、大阪市を中心とした宿泊施設の不足と料金高騰への懸念を表明し、関西全体での対応の必要性を訴えた。また観光庁の調査によると、大阪府内の宿泊施設の稼働率は2024年12月時点で80%に達しており、万博開幕後はさらなる逼迫が予想される。この状況を受け、レンタルキャンピングカー業界が注目を集めている。

レンタルキャンピングカーは、移動手段と宿泊場所を同時に確保できるという利点がある。万博会場だけでなく、関西各地の観光スポットを周遊することも可能だ。JAPAN C.R.C.ではペットの同乗も可能となっている。

さらに万博開催に伴うアクセス交通の問題も懸念されている。レンタカーの不足も予想され、シャトルバスの運行やライドシェアの解禁など、様々な対策が検討されているが、抜本的な解決には至っていない。レンタルキャンピングカーは、宿泊施設不足と交通問題の両面で解決策となる可能性がある。

万博開幕時期4月~5月の予約状況
東京C.R.C発:予約枠僅少、空き数台
愛知小牧C.R.C発:予約枠空き無し
大阪C.R.C発:予約枠僅少、空き1~2台
京都C.R.C発:予約枠空き有り
岡山C.R.C発:予約枠空き無し
山口C.R.C発:予約枠空き有り
福岡C.R.C発:予約枠僅少、空き数台
3月27日現在。予約状況は常時変動する。

《高木啓》

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