自動車タイヤの200倍以上の圧力に耐える水素ホース、コンチネンタルが生産ラインを新設

コンチネンタルがドイツのコルバッハ工場に水素ホースの生産ラインを新たに設置
コンチネンタルがドイツのコルバッハ工場に水素ホースの生産ラインを新たに設置全 1 枚

コンチネンタルは、ドイツのコルバッハ工場に水素ホースの生産ラインを新たに設置したと発表した。約300万ユーロを投じたこの設備により、同社の産業部門コンチテックは水素バリューチェーン全体にわたる安全で効率的なソリューションを提供できるようになった。

水素は気候変動対策の重要な要素とされているが、その安全な貯蔵と輸送には大きな課題がある。コンチネンタルが開発した新しい高圧水素ホースは、自動車タイヤの200倍以上にあたる700バールという極めて高い圧力に耐えることができる。

この高圧ホースは、水素気密性を確保する熱可塑性樹脂、圧力耐性のための鋼鉄、柔軟性と耐久性のためのゴムという異例の材料の組み合わせで構成されている。開発段階では、持続可能な材料の使用にも配慮し、内部ホースにはハロゲン化プラスチックを使用せず、金属補強材は完全にリサイクル可能となっている。


《森脇稔》

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