中国の水素技術が世界トップレベルに、1メガワット級AEM電解装置を発表

中国EVE Hydrogen Energyの1メガワット級のAEM(アニオン交換膜)電解装置
中国EVE Hydrogen Energyの1メガワット級のAEM(アニオン交換膜)電解装置全 1 枚

中国のEVE Hydrogen Energyは、北京で開催された「第4回 中国国際水素エネルギー・燃料電池博覧会」において、1メガワット級のAEM(アニオン交換膜)電解装置を発表した。この新技術は、中国の水素技術が世界トップレベルに到達したことを示すものだ。

新装置は、3つの技術的ブレークスルーにより、業界の新たなベンチマークを打ち立てている。ひとつは統合型フローフィールド設計だ。LHV効率75~80%を実現し、6万時間を超える耐用年数を誇る。

もうひとつが、高性能電極。電流密度を20%向上させ、5.0 A/平方cmの電力密度を実現。

最後が、コンパクトスタックだ。大規模プロジェクト向けに設置面積を30%削減。4.6~4.8 kWh/Nm3の消費電力で230Nm3/hの水素生成を実現し、単一スタックによる出力の限界を打ち破っている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  5. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る