自動車向けソフトウェアを手がけるエレクトロビットは、4月23日に中国で開幕する「上海モーターショー2025」において、ソフトウェア定義自動車(SDV)の開発を加速させるソリューションを出展すると発表した。
同社のブースでは、業界初となる自動車機能安全規格に準拠したオープンソースのオペレーティングシステム(OS)「EB corbos Linux for Safety Applications」が展示される。このソリューションは、進化する自動車産業の要求に応えるよう設計され、CESイノベーションアワードも受賞している。
また、Google Gemini Gen AIやUnreal Engine、Androidを搭載した次世代デジタルコックピットも展示される。このデモンストレーターは、車両のライフサイクルを通じてHMIデザインがどのように進化するかを示し、ブランディングやローカライゼーション、カスタマイズの柔軟性を提供する。
さらに、クラウドベースの仮想SDV開発環境も紹介される。この環境は、開発、プロトタイピング、テスト、検証をシームレスに行うことができ、革新的なアイデアを生産準備が整った解決策に迅速に変換することを可能にする。
エレクトロビットは、フェイルオペレーショナルシステム向けソフトウェアやゾーンアーキテクチャ向け先進車載ネットワークソリューションなど、次世代自動車技術の幅広いポートフォリオも展示する予定だ。
同社は、SDVの分野でグローバルおよびローカルな革新企業との広範なパートナーシップネットワークを通じて、明日のモビリティ課題に対する業界の対応を再定義する取り組みを日々行っている。
エレクトロビットが提唱する画期的なSDVレベル分類は、ソフトウェア定義モビリティを評価する業界の方法を革新した。0から5までのスケールを使用するこの分類は、SDVの異なる進化段階を効果的かつシンプルに示している。