米マック・トラック、新型長距離トラック「パイオニア」発表…燃費11%向上

米マック・トラックの新型長距離トラック「パイオニア」
米マック・トラックの新型長距離トラック「パイオニア」全 1 枚

米国の大手トラックメーカー、マック・トラックは、最新の長距離トラック『パイオニア』を発表した。

パイオニアは、2017年から開発が始まり、最高のパフォーマンスと優れた運転体験の提供を目指して設計された。その特徴的なデザインは、マック・トラックの伝統的な耐久性を体現しつつ、業界初となる革新的な機能を多数搭載している。

車両の外観は、グリルに独特のブランドブリッジを採用し、マック・トラックの象徴的な外観を作り出している。ヘッドランプはグリルと一体化したデザインで、道路上での存在感を高めている。また、ヘッドランプには業界初となる除霜機能が標準装備され、レンズ内に温風を送り込むことで氷の付着を防ぐ。

車内は、ディーラーやドライバーからの詳細なフィードバックを基に設計された。マック・トラック独自の高級シートシステムは、幅広く高い背もたれと、両側にアームレストを備えている。これにより、ドライバーの腕がドアパネルではなく、サスペンション付きのシートと一緒に動くようになった。

さらに、プッシュボタンスタート、ステアリングコラムに配置されたギアセレクター、業界初のフラットボトムステアリングホイールなど、快適性と安全性を高める革新的な機能が多数採用されている。

パイオニアの空力設計は、従来モデルと比較して燃費効率を最大11%向上させている。マック・トラック初となるデジタルミラーシステムは、従来の側面ミラーをカメラに置き換えることで、死角を減らし燃費を約1%改善している。

安全面では、フロントエアバッグが標準装備され、最新の能動的・受動的安全技術を組み込んだ新しい運転支援システム「マック・プロテクト」も導入されている。

パイオニアは、米国とカナダで販売され、デイキャブや様々な長さのスリーパーキャブなど、多様な構成で提供される。これにより、長距離輸送業界の多様なニーズに対応することが可能となるという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  5. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る