ルノーグループは、4月24日から26日にかけてフランス・パリのグランパレで開催される環境サミット「ChangeNow」に出展する。2035年の家族向け低炭素車両のビジョンを具現化したコンセプトカー、ルノー『エンブレム』を中心に展示を行う予定だ。
ルノー・エンブレムは、2019年の基準車と比較してライフサイクル全体で温室効果ガス排出量を90%削減した革新的な車両だ。この展示を通じて、ルノーグループは自社の環境技術と将来ビジョンを広くアピールする狙いがある。
サミット期間中、ルノーグループのブースでは低炭素モビリティの専門家が常駐し、来場者からの質問に対応する。また、同社の幹部らによる講演やディスカッションも予定されている。

4月24日には、ルノーグループの戦略担当ディレクターのジョゼップ=マリア・レカセンス氏と、持続可能性担当ディレクターのクレア・マルティネ氏が「惑星の境界内での産業の脱炭素化」をテーマに講演を行う。この講演では、同社の戦略計画「ルノーリューション」の持続可能性に関する成果が報告される予定だ。
さらに同日、ルノー・エンブレムに関するマスタークラスや、ルノーグループのインクルーシブモビリティプログラム「CareMakers Invest」が審査員として参加するモビリティプロジェクトの募集セッションも開催される。
4月25日には、自動車産業向けの循環型経済ソリューションを提供する「The Future Is NEUTRAL」のジャン=フィリップ・バウアドCEOが「短期的な世界での長期的思考」をテーマとした円卓会議に参加する。
2017年から開催されているChangeNowサミットは、地球のための革新的なソリューションを紹介し、持続可能な世界への移行に取り組む関係者が一堂に会する3日間のイベントだ。ルノーグループの参加は、自動車業界における環境への取り組みの重要性を示すものとなる。