ポルシェ911初のハイブリッド「カレラGTS」、ワールドパフォーマンスカー賞を受賞

ポルシェ 911 カレラGTS
ポルシェ 911 カレラGTS全 6 枚

ポルシェ『911』初のハイブリッド、『911カレラGTS』が、2025年の「ワールドパフォーマンスカー賞」を受賞した。この賞は、米国で開幕した「ニューヨークモーターショー2025」で発表された。

ポルシェ911初のハイブリッド「カレラGTS」

この賞は、ポルシェブランドにとって8回目の受賞となる。これは他のどのブランドよりも多い受賞回数である。

選考は30か国から集まった96人の国際的な自動車ジャーナリストによって行われた。彼らは投票により、各対象車両を評価し、世界トップ3のファイナリストを選出。パフォーマンスカー部門には17台のエントリーがあり、911カレラGTSは激しい競争を勝ち抜いてこのタイトルを獲得した。

『911カレラ』および『911タルガ』のGTSモデルは、昨年の911モデルレンジの大規模な刷新の一環として、革新的で軽量なパワートレインを搭載した。新しい「T-Hybrid」システムは532hpを発生し、1.9kWhのリチウムイオンバッテリーを使用して2つの電気モーターを駆動する。1つは3.6リットルエンジンとトランスミッションの間に、もう1つはシングルターボチャージャー内に配置されている。

小型バッテリーを使用し、電気のみでの走行を可能にする分離クラッチを省略することで、新型911カレラGTSのハイブリッドシステムは最小限の重量増加に抑えられている。新モデルは前モデルと比べて約50kg重くなっただけである。

ポルシェカーズノースアメリカのティモ・レッシュ社長兼CEOは、「パフォーマンス重視のハイブリッドパワートレインを搭載した911カレラGTSは、レースで学んだことを公道に応用したもの。瞬時のトルクと軽量技術の組み合わせは、スポーツカーに理想的であり、日常の使いやすさと走行の楽しさを両立させている。世界カーオブザイヤー審査員団が、重要なエンジニアリングと開発努力を認めてくれたことに感謝し、この賞を受賞できたことを大変嬉しく思う」と語っている。

《森脇稔》

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