フォルクスワーゲングループアフリカは、南アフリカのカリエガ工場で新型SUVの生産準備を開始したと発表した。2027年から生産予定の第3モデルに向けて、5月12日までの4週間、工場の生産ラインを停止し、設備の導入や更新を行う。
この工事は2024年12月の年次休業中に実施された作業の続きとなる。昨年の休業期間中には、新しい治具38個とロボット7台の設置を含む、必要な変更の約60%が完了している。
今回の4週間で残りの40%の作業を行う。具体的には、ボディショップでの設置作業の完了、塗装工程での設備改修やロボットのプログラミング、最終組立工程でのコンベアの改造などが予定されている。これらの作業完了後、新型SUVプロジェクトの試運転段階に入る。
新型SUVの開発はブラジルのフォルクスワーゲンと共同で進められており、VWグループアフリカの従業員がサンベルナルド・ド・カンポ工場に技術プロジェクトリーダーとして駐在している。また、部品の現地調達目標に沿ってサプライヤーの選定も完了した。
さらに、フォルクスワーゲンはアフリカ大陸の顧客に新型車の名称選定への参加を呼びかける予定だ。この新モデルは2024年2月のVWインダバイベントで発表された40億ランドの投資計画の一環。