日本とは違う“大きい”新型VW『ティグアン』、高性能ターボモデルが登場…ニューヨークモーターショー2025

VW『ティグアン』の「SEL R-Line Turbo」(米国仕様)
VW『ティグアン』の「SEL R-Line Turbo」(米国仕様)全 5 枚

フォルクスワーゲン・オブ・アメリカは、新型『ティグアン』の最上位グレード「SEL R-Line Turbo」をニューヨークモーターショー2025で発表した。米国向けの新型ティグアンは、日本や欧州仕様とは異なり、ひと回り大きい『タイロン』をベースにしている

この新モデルは、ティグアンの特長である大胆なスタイリング、洗練された高品質なインテリア、先進的なインフォテインメントシステムに加え、67hp増強されたターボエンジンを搭載し、よりスポーティな性格を持つ車両となっている。

VW『ティグアン』の「SEL R-Line Turbo」(米国仕様)VW『ティグアン』の「SEL R-Line Turbo」(米国仕様)

ボンネット下には、他のティグアンと同じEA888 evo5型2.0リットルTSIターボエンジンのパワーアップバージョンが搭載される。このエンジンは5500rpmで268hpを発生し、他のモデルより67hp増加。トルクも207lbftから258lbftに向上し、1900~5400rpmの広い回転域で発揮される。

性能向上の秘密は、より大型のターボチャージャーの採用や、圧縮比を10.5:1に下げるなど、多岐にわたる改良にある。内部的には、強化されたピストンやコンロッド、窒化処理されたクランクシャフトを採用。さらに、ピストンオイル冷却や吸排気バルブのバリアブルバルブリフトシステムも備える。

VW『ティグアン』の「SEL R-Line Turbo」(米国仕様)VW『ティグアン』の「SEL R-Line Turbo」(米国仕様)

20インチアルミホイールを標準装備し、2025年に導入される3つの新色を含むボディカラーを用意。内装には本物のアメリカンウォールナット材やヴァレンナレザーシートなど、プレミアム素材を採用している。

快適装備も充実しており、ワイヤレス充電やApp-Connect、3ゾーンクライマトロニック、ヘッドアップディスプレイ、30色のアンビエントライト、12スピーカーのハーマンカードンサウンドシステムなどが標準装備される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  2. 満充電で3~4年間保管&50回以上のエンジン始動も、ナトリウム電池採用のジャンプスターター発売
  3. メルセデスベンツ『Vクラス』次期型は大胆チェンジ! 極上の移動空間を提案…上海モーターショー2025
  4. 「未来的で、乗り心地良さそう!」マツダの新型SUV『EZ-60』、SNSでは日本導入に期待の声
  5. 【VW ゴルフGTI 新型試乗】自動車を運転することが楽しかった時代に引き戻される…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. ホンダと「3COINS」がコラボ、名車『S800』や『N360』イラストのTシャツなど限定販売
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. 東レ、偏光サングラスでの利用を可能にする新たなHUD技術を開発…フロントガラス全面展開も視野に
ランキングをもっと見る