トーヨータイヤの「エアレスタイヤ」装着の電動カート、大阪・関西万博2025に起用

TOYO TIREのエアレスタイヤ「noair(ノアイア)」装着の電動カート
TOYO TIREのエアレスタイヤ「noair(ノアイア)」装着の電動カート全 2 枚

TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は、大阪で開催中の2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博2025)に、エアレスタイヤを装着した電動カートが起用されたと発表した。

同社が開発中のエアレスタイヤ「noair(ノアイア)」を装着した電動カート計6台が、万博会場内で活用されている。このうち5台は5人乗り、1台は7人乗りの仕様となっている。これらのカートは、会場内の関係者や事務局員の移動時間短縮と効率化をサポートする目的で導入される。

具体的には、「フューチャーライフエクスペリエンス」という未来の暮らしに関する展示施設の運営スタッフ移動用として5台が、セルビア共和国のパビリオン「セルビア館」の関係者移動用として1台が使用されている。

トーヨータイヤが2017年に発表した近未来型エアレスコンセプトタイヤ「noair(ノアイア)」トーヨータイヤが2017年に発表した近未来型エアレスコンセプトタイヤ「noair(ノアイア)」

トーヨータイヤは2006年からエアレスタイヤの研究開発に取り組んでおり、2017年には高速走行が可能なレベルに到達した「noair」の技術を発表している。空気充填などのメンテナンスが不要なこのタイヤは、グリーンスローモビリティへの適用など、実用化に向けた実証実験が進められている。

同社は今回の協賛を通じて、持続可能な未来社会の実現に向けた取り組みを推進し、大阪・関西万博の成功に貢献することを目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
  4. ポルシェ『911』がオフロード車に! 独ルーフが『ロデオ』量産モデルを初公開
  5. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る