椿本チエインが開発する電動アシスト3輪自転車、若狭美浜でレンタル実証実験を開始

椿本チエインが開発中の電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」
椿本チエインが開発中の電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」全 2 枚

椿本チエインは、同社が開発中の電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」のレンタサイクル利用に関する実証実験を、4月26日より開始した。

この実験は、4月26日から約半年間実施される。椿本チエインは「LA SI QUE」2台を若狭美浜観光協会に無償提供し、JR美浜駅に設置される。観光客は実際にレンタサイクルとしてこの新型モビリティを利用できるようになる。

「LA SI QUE」は、椿本チエインが2023年4月にプロトタイプを発表した電動アシスト3輪自転車だ。独自開発のスイング機構により2輪車に近い乗り心地を実現し、スタイリッシュなデザインと十分な積載スペースが特徴とされている。同社は2026年の販売開始を目指して開発を進めている。

椿本チエインが開発中の電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」椿本チエインが開発中の電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」

一方、若狭美浜観光協会にとっては観光用に電動アシスト3輪自転車を採用するのは初めての試みとなる。

実証実験では、実際に「LA SI QUE」を利用した観光客へのアンケート調査などを通じて、電動アシスト3輪車の有効性や運用上の課題を確認する。椿本チエインはこの結果を今後の車両開発に反映させ、より快適なモビリティの提供につなげていく方針だ。

椿本チエインは1917年創業のチェーンメーカーで、現在は搬送システムやモビリティ、モーションコントロールなど幅広い分野で事業を展開している。同社は「長期ビジョン2030」において、人にやさしい社会の実現や安心・安全な生活基盤の構築、地球にやさしい社会の創造を目指しており、「LA SI QUE」の開発もその一環として位置付けている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  2. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  5. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る