[サウンドユニット・選択のキモ]外部パワーアンプ編…注目モデルをクローズアップ! ビーウィズの場合

ビーウィズ・P-1R
ビーウィズ・P-1R全 3 枚

愛車のサウンドシステムをアップグレードしようと思ったときの、音響機材の選び方のコツを全方位的に解説している当連載。現在は「外部パワーアンプ」選びのポイントを説明している。今回からは注目モデルをピックアップし、それぞれの魅力を明らかにする。

◆早くから「モノラルパワーアンプ」を発売し、その性能を磨き込む!

今回は、国産ハイエンドカーオーディオブランド「ビーウィズ」のラインナップにスポットを当てる。ちなみに同社は2002年に新機軸カー用スピーカー『コンフィデンス』をリリースしてその社史をスタートさせたわけだが、外部パワーアンプについても早くから話題作を発表している。ちなみに初代モデルは2003年に発売された『リファレンス・シリーズ』(2ch機と4ch機の計2機種)だ。

で、2006年にその上級ラインとなる『アキュレート・シリーズ』を発表するのだが、こちらはモノラル機となっていた。当時ハイエンドカーオーディオの世界ではすでに主流となっていた“マルチアンプシステム”を理想的な形で構築できるよう、当機は敢えてモノラル仕様とされていたのだ。

そして2009年に発売されたリファレンス・シリーズの新作もモノラルパワーアンプとなり、以後同社は外部パワーアンプの新作のすべてをモノラル機としてきた。

ビーウィズ・P-100Rビーウィズ・P-100R

◆現在は独自技術が多々注入された2つの「モノラルパワーアンプ」を用意!

かくして同社は現在、2機種のモノラルパワーアンプを用意している。トップエンド機として『P-1R』(税込価格:19万8000円)を、スタンダードラインとして『P-100R』(税込価格:7万7000円)とを持っている。

なおP-1Rには、ビーウィズならではのスペシャル技術がふんだんに盛り込まれている。大容量電解コンデンサーが投入されていて、低域のスピード感と力感とが高められている。そして、新日本無線との共同開発により生み出された音響専用オペアンプIC「BSZ1」型、大容量音響専用SiC(シリコンカーバイド)ダイオード「MUSES7001」型などのオリジナルデバイスも組み込まれている。

そしてボディには、音響専用マグネシウム合金「MAGNEOLA(マグネオラ)」を採用。それもあり645gという超軽量化も果たされている。

プラグアンドプレイ・PLUG&PLAY POWERプラグアンドプレイ・PLUG&PLAY POWER

◆「モノラルアンプ」を2台用意して、“パッシブシステム”を組むのもアリ!

一方P-100Rはビーウィズサウンドをより手軽に手にできるスタンダードモデルとなっている。ちなみにこれにてマルチアンプシステムを組むのが王道的な使い方だが、左右で1台ずつを用意してパッシブにて鳴らすのもアリだ。そうすることで、さらにライトにシステムを完成させられる。しかも軽量・コンパクトなので、インストール性も高い。

なお当機にも、ビーウィズならではのスペシャル技術が惜しみなく注入されている。ボディは上級機と同じく音響専用マグネシウム合金「MAGNEOLA」が使われていて、オリジナルオペアンプ「BSZ1」も採用されている。

ところでビーウィズは、ハイエンドサウンドを手軽に楽しめる気鋭ブランド「プラグアンドプレイ」も展開していて、そのラインナップにも外部パワーアンプが1機種、名を連ねている。『PLUG&PLAY POWER』(税込価格:4万2900円)がそれだ。なお当機は2chモデルだ。

そして当機では動作方式にD級が採用されていて、結果、小型でありながら定格出力70Wのハイパワーを発揮する。本格システムをライトに組み上げたいと思ったら、当機のチェックもお忘れなきように。

今回は以上だ。次回も外部パワーアンプの注目機を紹介していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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