航続480kmの新型電動大型トラック「eRH」、2026年から量産へ

米インターナショナル(旧ナビスター)の新型電動大型トラック「eRH」
米インターナショナル(旧ナビスター)の新型電動大型トラック「eRH」全 1 枚

インターナショナル・モーターズ(旧ナビスター)は、新型電動大型トラック「eRHシリーズ」を、4月28日から米国で開催される「アドバンスト・クリーン・トランスポーテーション(ACT)エキスポ2025」で初公開する。

eRHシリーズは、4x2および6x4アクスル構成で提供され、バッテリー容量、使用状況に応じて最大480kmの航続距離を実現する。既存のディーゼル駆動RHシリーズをベースに開発されており、地域配送用途に最適化されている。

車両の特徴として、前方視界を確保するための113インチのバンパーからキャブ後端までの長さや、小回り性能を高める業界最高水準のホイールベースが挙げられる。さらに、ベンディックス・フュージョン統合運転支援システムを搭載し、より安全な道路走行を可能にしている。

バッテリーには、リチウムニッケルマンガンコバルト(NMC)を採用。使用可能な容量は300kWhから500kWhまで選択できる。これにより、高いエネルギー密度とコンパクトな設計を両立し、車両の軽量化を実現している。

インターナショナルは、充電インフラの整備やグラント申請支援など、顧客向けのコンサルティングサービスも提供する。また、同社の金融部門では、電気自動車や充電器、内燃機関車両などに対する競争力のある融資やリースオプションを用意している。

なお、eRHシリーズの量産は2026年前半に開始される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る