走りも快適性も守る! 車高調、オイル、電装系まで“お手入れ完全マニュアル”~カスタムHOW TO~

走りも快適性も守る! 車高調、オイル、電装系まで“お手入れ完全マニュアル”~カスタムHOW TO~
走りも快適性も守る! 車高調、オイル、電装系まで“お手入れ完全マニュアル”~カスタムHOW TO~全 1 枚

冬はいろいろとクルマが痛みやすい季節。とくにチューニングパーツがダメージを受けてしまうこともある。いち早く対策をして、パーツのライフが短くなることは避けたい。まずは塩化カルシウムによる腐食対策から。

1:車高調を洗う

融雪剤として撒かれる塩化カルシウム。塩に近いもので鉄を腐食させる原因になる。それだけではなく、ネジに入り込み乾燥することで固着の原因になってしまう。その被害をとくに受けやすいのがサスペンション。特に車高調はネジでできていると言っても過言ではないほど。全長調整機構やスプリングを抑えているシートリングが固着してしまうのはよくある話。

叩いて取れれば良い方で、車高調メーカーオーバーホールで入ってきたサスペンションで、どうにも取れずにサンダーでリングを切断しなければならないことも珍しくないという。

固着を防ぐにはよく洗って塩分を流すことに尽きる。組む時にグリスアップをしていれば固着しにくいというメカニックもいるが、ほとんど関係ないというメカニックもいるし、グリス自体がゴミを集めてしまう原因になるというメカニックもいる。とにかく言えるのは、できればタイヤ&ホイールを外してよく洗うのが理想。

そこでまでできなくても、タイヤとフェンダーの間からホースの水で車高調を流してやるだけでも塩分が流れるのでだいぶんマシになるという。門型洗車機の下回り洗浄ではそこまで洗えないので、できれば高圧洗浄機のある洗車場で洗うなどの施策をしておきたい。

2:ボディ下面もよく洗う

車高調と同じだが、サスペンションアームの付け根なども塩化カルシウムによって固着してしまいやすい。こちらもとにかく水でじゃぶじゃぶと洗うことがオススメ。洗車できる環境がなければ、門型洗車機の下回り洗浄をしておくだけでも多少の効果は期待できる。

雪国の方はご存知だが、ボディの袋状になった部分に塩分がたまり、そこからサビでフェンダー内などが内側から錆びてきてしまうことも多い。降雪地帯の方は春が来るまで洗って洗っても塩化カルシウムにさらされてしまうが、普段雪の降らない地域の方は降雪地帯に行ったあとや、雪予報のあとなどに入念に下回りを洗っておけば安心である。

3:エンジンオイルは夏仕様に!?

定期的にオイル交換していれば問題ないが、冬場にちょい乗りばかりしていた人は気をつけたい。

冬場はエンジンオイルの温度も上がりにくい。エンジンを掛けて5~10分程度の短い距離の走行やアイドリングを繰り返していた場合、エンジンオイルの温度が高くならずクランクケース内で結露から生まれた水分がオイルに含まれてしまう。これが撹拌されてオイルと水分が乳化してミルクティーのようになってしまうことがある。こうなるとオイルの性能がガタ落ちでエンジンにダメージを与えてしまうこともある。

通勤で朝晩5分ずつしか乗っていない、という人などは要注意。特に冬場は乳化が起きやすい。春を迎える時にオイル交換しておくと安心。また、夏場を見据えて純正指定範囲内でオイル粘度を少し高いものにするなど、夏仕様にチェンジしておくのもオススメ。

4:冬場に負荷がかかったバッテリーを交換

スマホのバッテリーが寒いと減りやすいのと同じく、クルマのバッテリーも寒いと弱りがち。そこでなんとか冬場も乗り切ってきたが、弱り気味のバッテリーだとある日突然死を迎えることもある。そろそろ怪しいかなと思っていたら早めの交換がオススメ。

最近だと安価な持ち運びできるポータブル電源もある。数千円のバッテリー充電器を購入し、ポータブル電源で定期的にバッテリーを補充電しておくと、バッテリーの電圧が低下してダメージが受けるのを防ぐことができる。

5:花粉の時期にエアコンフィルターを交換

エアコンフィルターは花粉をキャッチしている。花粉の時期が終わってエアコンを使っていると、このフィルターから花粉が車内に漂ってきてしまうこともある。花粉症の方は意外とエアコンフィルターにキャッチされている花粉が原因になっていることもあるので、これは冬というよりも、花粉の時期が終わってからでもいいが、定期的にエアコンフィルターの交換がオススメ。車内でのくしゃみが収まることもある。

《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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