「今、もっとも乗りやすいトライアンフ」新型 スピードツイン900 の魅力とは

トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)
トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)全 37 枚

『スピードツイン』は、1937年にトライアンフ初の並列2気筒エンジン搭載車として登場。当時世界最速レベルの時速90マイル(約145km/h)を達成した歴史的名車だ。時を経て現代版スピードツインが2019年に復活、そして今回、熟成を重ねてパフォーマンスとスタイリングに磨きをかけた2025年モデルが1月に登場した。

新型スピードツイン900は、オーソドックスなネイキッドスタイルと特徴とし、『ボンネビル』と同じ高トルク型・水冷2気筒SOHC900ccエンジンを搭載、クラシックなキャラクターながら現代的なパフォーマンスを兼ね備える。

トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)

最高出力65ps/7500rpmのパワーと、4000rpm未満で発揮する80Nmのトルクにより幅広い回転域で扱いやすく、スムーズな乗り味を実現する。新型ではマルゾッキ製倒立フォークと別体式リザーバータンク付きツインショックを搭載し、従来よりもアップライトなポジションが与えられるなど足回りの強化とコントロール性が高められている。

気負わず乗れるスタイルと機敏なハンドリングを実現し、日常の通勤から週末のツーリングまで幅広く対応する。従来モデルのデザインDNAをリミックスし、より滑らかでスポーティーな外観を持つ、リフレッシュされたスタイルへと刷新されている。また、120種類以上の純正アクセサリーによるカスタマイズも可能となっている。

トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)

シャシーは快適で高性能にアップグレードされ、ライディングフィールも向上。フロントには倒立フォークにスポーツスタイルのマッドガードとフォークプロテクターを装備。リアには新しいアルミ製スイングアームと、ピギーバック式リアサスペンションユニットを採用。

ライディングポジションは旧来より自然なポジションになるように改良され、足元のスペースはさらに広くなり、今まで以上の乗り心地の良さを提供。元々定評のある足つき性はさらに向上し、快適性を損なうことなく高さを780mmから760mmへと20mm低くするアクセサリーのローシートも用意されている。

トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)

最適化コーナリングABSと最適化トラクションコントロールが標準装備され、RoadとRainの2つのライディングモードによってパワーデリバリーを路面状況に合わせて調整するほか、回転数、速度、ギアを表示する大型で明るいLCDディスプレイと、走行モードなどの追加情報をライダーに提供する統合型TFTディスプレイも装備。ターンバイターン・ナビゲーションを実現するBluetooth接続モジュールとも接続され、携帯電話での通話や、音楽を表示および制御する機能も兼ねている。

その走りは、トライアンフ自ら「今、もっとも乗りやすいトライアンフ」と語る通り、エンジン、シャシー、ハンドリングが高次元でバランス。216kgの車体は超軽量ではないものの、トルク重視のエンジンチューニングと、軽快なハンドリングでそれをストレスと感じることはないだろう。シフトペダルの感触が硬質なメカ感を演出して、シフトチェンジ操作そのものが楽しくなる。おかげでもっとワインディングを攻めたくなる、そしてもっと長く乗っていたくなる、そんな一台に仕上がっている。

トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)トライアンフ スピードツイン900(ピュアホワイト)

新型スピードツインには3つのカラーオプションが用意され、価格はアルミニウムシルバーが119万9000円(税込)から、ファントムブラックとピュアホワイト(写真のモデル)が123万4000円(税込)から。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  2. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  3. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る