中国の自動車大手の上海汽車(SAICモーター)は、海外戦略「グローカル 3.0」を発表した。今後3年間で、電動化、インテリジェントコネクティビティ、車両ネットワーク技術を活用し、SUV、セダン、MPV、ピックアップトラックを含む17の新型海外モデルを展開する。
次世代HEVハイブリッドパワートレインを搭載し、主流のグローバル市場を狙うほか、全固体電池などの革新的技術も実用化に入る予定だ。
SAICモーターは中国の自動車グローバル化の先駆者であり、2001年に初の乗用車輸出を達成し、海外戦略1.0を開始した。2013年にはタイに製造拠点を設立し、海外戦略2.0として現地化を推進。2024年末までに累計海外販売台数は550万台を超え、中国最大の自動車輸出企業として8年連続で輸出トップを維持している。特に欧州の先進市場では海外販売の25%を占める。