スマートは、新型電動SUV『#5』を香港とマレーシアで発売すると発表した。同社のアジア市場における事業拡大戦略の重要な一歩となる。
スマート社のグローバルCMOのマンディ・チャン氏は、「香港とマレーシアでの#5の発売は、アジア市場における重要なステップ。これらの市場ではスマートのプレミアムEVに対する強い関心が示されている。#5で製品ポートフォリオを拡充することで、これらの主要な右ハンドル市場における顧客の多様なニーズに応えることができる」とコメントしている。

2025年4月時点で、スマート社は中国、欧州、東南アジア、南アジア、オセアニア、中東、アフリカ、ラテンアメリカなど、世界37の市場に事業を展開している。さらに2025年中には10の新たな海外市場への進出を予定しており、グローバル展開を加速させている。
香港とマレーシアは右ハンドル仕様の自動車が主流の市場であり、スマートはこれらの地域特性に合わせた製品戦略を展開している。新型「#5」の投入により、アジア市場における同社の競争力を強化していく。

800ボルトプラットフォームを採用したスマート#5は、充電速度と航続において新たなレベルを達成している。100kWhのバッテリーは、15分で70%まで充電可能で、最大740kmの航続を実現する。また、220Vの電源ソケットも装備されている。