トーヨータイヤが5月15日、オフロードラリー競技シリーズ「World Rally-Raid Championship(世界ラリーレイド選手権)」(通称 W2RC)の第3戦と第4戦への参戦を発表した。
第3戦「SOUTH AFRICAN SAFARI RALLY(南アフリカ サファリラリー)」は5月18日から24日まで、第4戦「BP ULTIMATE RALLY RAID PORTUGAL(ビーピー アルティメット ラリーレイド ポルトガル)」は9月22日から28日まで開催される。
参戦にあたり、トーヨータイヤのSUV用タイヤブランド「OPEN COUNTRY」シリーズのアンバサダーである三浦昂選手をドライバーとして起用。ベルギーを拠点とするレーシングチーム「オーバードライブ・レーシング」の協力のもと、最上位のアルティメット・クラスにトヨタ『ハイラックス』で挑戦する。

World Rally-Raid Championshipは国際自動車連盟(FIA)と国際モーターサイクリズム連盟(FIM)公認の世界最高峰オフロードラリー競技シリーズ。1月に開催されるダカールラリーを皮切りに、中東、アフリカ、ヨーロッパで年間5回開催されている。硬い岩場から柔らかい砂場、滑りやすいぬかるみなど路面状況が様々に変化する厳しい環境の中で走破することが求められる長距離ラリーだ。
参戦車両には、特別にチューンアップした「OPEN COUNTRY M/T-R」を装着。両レースで得られたデータを悪路走破性、耐外傷性などの性能向上に活用し、世界で最も過酷なレースの一つとして知られるダカールラリー最上位クラスでの参戦と高順位の獲得を目指すという。

三浦選手は昨年、FIAワールド・バハ・カップの第2戦「Baja Greece(バハ・ギリシャ)」において最上位クラスで勝利を収めている。2023年3月よりOPEN COUNTRYブランドアンバサダーに就任し、2025年からはトヨタ・ランドクルーザー250で国内ラリーにも参戦予定だ。
トーヨータイヤは「今後もレースを通じて得た知見を生かし、より高性能・高品質で魅力的な製品をグローバルにお届けしてまいります」としている。