アストンマーティン、Appleの次世代車載システム「CarPlay Ultra」を世界初搭載

アストンマーティンが『DBX707』などに世界で初めてAppleの次世代車載システム「CarPlay Ultra」搭載
アストンマーティンが『DBX707』などに世界で初めてAppleの次世代車載システム「CarPlay Ultra」搭載全 1 枚

アストンマーティンは、SUVスーパーカー『DBX707』や主要スポーツカーに世界で初めてAppleの次世代車載システム「CarPlay Ultra」を搭載すると発表した。

CarPlay Ultraは、従来のCarPlay機能を進化させ、中央のタッチスクリーンだけでなく、ドライバー側のインストルメントクラスターにもリアルタイム情報を表示可能にした。これにより、アストンマーティンのオーナーは車のパフォーマンス情報を瞬時に把握しつつ、好みの設定を自在にカスタマイズできる。

同システムは、Appleと共同でデザインされたアストンマーティン専用のテーマを備え、ブランドの独自性を際立たせる。ドライバーは複数のテーマや色、壁紙を選択でき、タッチ操作や物理ボタン、音声アシスタントSiriを使い、ラジオや空調など車内機能をCarPlay Ultra経由で直接操作可能だ。

アストンマーティンのエイドリアン・ホールマークCEOは、「Appleとの協業により、CarPlay Ultraをいち早く提供できることを誇りに思う。これは当社のパフォーマンスとクラフトマンシップを超えた新たな価値を顧客に届けるものだ」と述べている。

Appleのボブ・ボーチャーズ氏も、「CarPlay Ultraは自動車メーカーと協力し、車内体験の統一性と一貫性を高める。アストンマーティンでの展開を喜ばしく思い、今後他社への普及も期待している」とコメントした。

CarPlay Ultraは、米国とカナダで販売されるDBX707、『DB12』、『Vantage』、『Vanquish』の新規受注車に標準装備されるほか、既存モデルにもアップデートとして提供される予定。対応にはiOS 18.54を搭載したiPhone 12以降が必要だ。

アストンマーティンは2023年に社内開発の次世代インフォテインメントシステムを新型DB12に初搭載し、今回のCarPlay Ultra導入で車載テクノロジーの最先端を走る姿勢を改めて示した。

同社は2030年までに製造施設のネットゼロ化を目指し、電動化も推進している。

《森脇稔》

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