中国の自動車大手の長城汽車(グレートウォール・モーターズ)の魏建軍会長が、ブラジルのルラ大統領と会談し、同社のブラジル市場における投資計画について意見交換を行った。
魏建軍会長は会談で、長城汽車がグローバル展開を加速させており、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、水素燃料車など複数の技術路線を並行して発展させる戦略を説明した。
ブラジル工場の生産開始後は、初期段階で3車種を生産し、年間生産能力は5万台となる予定。その後、段階的に生産能力を10万台まで引き上げ、南米市場全体への供給拠点とする計画だ。さらに、現地に研究開発センターと製造拠点を設立し、関連サプライチェーンの発展も促進するという。
魏建軍会長は「長城汽車は長期主義を堅持し、コンプライアンス経営を基本とし、現地文化を尊重する。パートナー、販売店、従業員に誠実に向き合い、品質とサービスを最優先する。誠実さはブランドの評判であり、企業の基盤」と強調した。
