300馬力の怪物『マーチ』をレストモッド、「350SR」誕生23周年で日産が発表

日産 マイクラ350R
日産 マイクラ350R全 9 枚

日産自動車の英国部門は、3代目『マーチ』をベースにミッドシップエンジン化した『マイクラ350SR』が誕生23周年(「ニッサン」記念日)を迎えるにあたり、レストモッド(最新技術を取り入れたレストア)での刷新を発表した。

このマイクラ350SRは、サンダーランド工場で製造された2002年型『マイクラ』をベースに、日産の1990年代英国ツーリングカー選手権での成功を支えたレーシングチームによって製作されたもの。このモデルは、マイクラプラットフォームの適応性を示し、日本のモータースポーツにおける同モデルのレース実績を祝うために作られた。

日産 マイクラ350R日産 マイクラ350R

マイクラ350SRは、『ムラーノ』の3.5リットルエンジンブロックに『フェアレディZ』のヘッダー、NISMOのハイリフトカムとインダクション、そして改良されたECUを搭載。ミッドシップに搭載されたこのエンジンは300hpを引き出し、1200kgという軽量ボディから驚異的なパフォーマンスを発揮する。過去20年間、このマシンは日産のイベントで展示されたり、ジャーナリストに貸し出されたりしてきた。

今回のリフレッシュにあたり、英国日産はロンドンのパディントンにある日産デザインヨーロッパのデザイナーに協力を依頼。彼らは次期『マイクラEV』やコンセプトカーを手がけてきたチームだ。

日産 マイクラ350R日産 マイクラ350R

デザインチームは車の歴史的価値を尊重し、「レストモッド」アプローチを採用。新しい外観デザインは、オリジナルのカラーリングを踏襲しながらも、視覚的に現代風に仕上げている。サテン「リキッドシルバー」ベースにブルーのハイライトを組み合わせ、日産の新しいアイコノグラフィーに基づいた新しいグラフィックを採用している。

内装も新しいシートとハーネスで更新され、9インチのタッチスクリーンにApple CarPlayとAndroid Autoを搭載し、ナビゲーションとエンターテイメント機能を追求している。

日産 マイクラ350R日産 マイクラ350R

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 300馬力の怪物『マーチ』をレストモッド、「350SR」誕生23周年で日産が発表
  2. 昔ほど“馬力アップ”しない? それでも交換する価値がある理由~カスタムHOW TO~
  3. 「これなら日本人に受ける」BYD初のPHEVワゴン発表に、SNS衝撃「出たら買うのに!」
  4. トヨタ『RAV4』新型、5月21日に世界初公開
  5. 「かなり乗り心地改善されてそう」レクサス『LBX』走りの進化と新グレード“Active”にSNS注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る