ロシアの自動車大手、アフトワズのラーダブランドは、小型ミニバン『ラルグス』の5万台目の車両が、イジェフスク工場からラインオフしたと発表した。
記念すべき車両は青色の「カピタン」カラーの5人乗りユニバーサルモデル。106hpエンジンを搭載したコンフォート仕様となっている。
ラーダ・ラルグスの生産は、トリヤッチからイジェフスクへ移転され、2024年5月15日に新拠点での生産が再開された。この生産ライン移転は、自動車工場の大規模かつ迅速で質の高い変革の好例となっている。2023年9月から2024年1月までの期間に、1200台以上の設備が移設・組み立て・稼働開始された。

トリヤッチからイジェフスクへのラーダ・ラルグスの生産移転は、アフトワズグループにおけるラーダ車の生産最適化を可能にし、ブランドのさらなる発展の基盤を築いた。
現在イジェフスク工場では、ラーダ・ラルグスの全ラインナップが生産されている。5人乗りと7人乗りのユニバーサルモデル、クロスバージョン、商用バンなどが含まれる。ラーダ・ラルグスはロシア市場でのリーダー的存在であり、販売は引き続き増加している。
さらに、調査機関によると、ラーダ・ラルグスはロシア国内で最も残存価値の高い車種の一つとされており、ファミリー層や小規模事業者にとって有利な購入選択肢となっているという。
