【スズキ ワゴンRスマイル 新型試乗】“癒し軽”の筆頭、さらにホンワカ世界観に…島崎七生人

スズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WD
スズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WD全 15 枚

“癒し軽”の筆頭といえば、このスズキ『ワゴンRスマイル』の名が挙がる。先ごろ「クリームコーデ」なる、ピラー、グリルなどの外観とインテリアをベージュ系でまとめた特別仕様車が登場。ホンワカとした世界観を増強させたところだ。

【画像全15枚】

◆「ギラッ」の濁点が取れて落ち着いた雰囲気に

スズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WDスズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WD

今回の試乗車は「ハイブリッドX」の2WD車。“ナチュラルシックスタイル”と呼ぶ、5パターンが用意されるスタイルのうちのひとつのエクステリアセットが装着された状態だった。

装着された状態……などと書くと堅苦しいが、要はルーフ色と同色のソフトベージュのアンダーガーニッシュ(フロント/サイド/リア)、アルミホイールなどが合わせてある仕様で、詳細は同車のアクセサリーカタログでも見ることができる。

実車は複数のパーツが付加されつつも、始めからこのスタイルだったのでは?と思えるほど自然な佇まいで、白いホイールも9つの穴空きデザインのシンプルな形状がスマイルにマッチしている。

スズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WDスズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WD

ところで試乗車は昨年フェイスリフトを受けたモデル。登場時と比べ、ギラッの濁点が取れた感じ(=キラッ)というべきか、ヘッドランプ周囲にグルッと回していたメッキのベゼルのボディ中央側の一部を切り欠き、そこにボディ色のガーニッシュとグリル開口を突き刺したところが新しい。

グリル内のパターンの違いとボディ色を大きく盛り込んだことで、これまでとは随分違ってより落ち着いた雰囲気になっていて、年配のユーザーにも馴染みやすくなったと思う。

◆気持ちも姿勢もゆったりと寛げる

スズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WDスズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WD

インテリアではフロントドアアームレスト部がインパネ色と共通の艶のあるパネルとなるなどして、ドアトリム回りの物寂しさが解消。それと電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド機能も)の採用は現代的な嬉しい改良。安全機能では衝突被害軽減ブレーキ(デュアルセンサーブレーキサポートII)の標準装備化、ACC、車線維持支援機能の採用も心強い。

爽やかな色とサラッとした風合いの表皮が心地いいシートが備わる室内は、相変わらず気持ちも姿勢もゆったりと寛げる。数値で比べると室内高は『ワゴンR』比で65mm高く『スペーシア』比では85mm低いが、ちょうどいい空間……というより実用上は十分な余裕が感じられるもの。

スズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WDスズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WD

後席は160mmのスライドが効くから、我が家の柴犬シュンを乗せる場合はフロントモーストにすれば前席に近づけられ、カレに孤独感を味わわせずに済む。全周UV&IRカットガラスというのもありがたい。

走りは日常使いをメインとすればノンターボの3気筒エンジンでも不満は感じない。モーターアシストがスッと出足を補助してくれるため、加速時のストレスも感じない。今回の試乗ではタウンユース主体の走り方で24.3km/リットル(WLTCモード燃費=25.1km/リットル)の燃費も確認した。

スズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WDスズキ・ワゴンRスマイル HYBRID X 2WD

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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