アメリカンホンダは、オフロード競技用バイク『CRF』シリーズの2026年モデル9機種を7月から順次発売すると発表した。
レース優勝実績を持つCRFファミリーには、バハ1000を制覇した『CRF450X』、クローズドコースオフロード向けの『CRF250RX』と『CRF450RX』、デュアルスポーツバイクの『CRF450RL』に加え、モトクロスに特化した『CRF450R』、『CRF450RWE』、『CRF250R』、『CRF250RWE』、『CRF150R』が含まれている。
CRF450Rは最先端技術と比類なき性能を組み合わせ、ホンダHRCプログレッシブのジェットとハンターのローレンス兄弟、MXGPのエースであるティム・ガイザーからの重要な意見を取り入れて開発された。優れたパワーとトルク、業界トップレベルの耐久性とエルゴノミクスを備え、究極のモトクロスウェポンとなっている。価格は9699ドル(約139万円)で7月に発売予定。

CRF450RWEはジェットとハンターのローレンス兄弟が使用するファクトリーホンダHRCプログレッシブマシンにインスパイアされた、究極のモトクロスマシンを求めるライダー向けの専用レース仕様車だ。「WE」はワークスエディションを意味し、チームのパートナーから直接供給される最高級コンポーネントを多数搭載している。価格は1万2599ドル(約180万円)で10月発売予定。
CRF450RXはモトクロスの性能とトレイル向け機能を理想的に融合させ、GNCC、NGPC、WORCSなどのクローズドコースオフロードシリーズに適した高性能マシンとなっている。価格は9999ドル(約143万円)で7月発売予定。
CRF450Xはトレイル愛好家と競争レーサーの両方のために開発され、バハ1000で最多勝利(17勝、2024年版を含む)を誇る。全米50州でオフロード合法ステータスと信頼性の高さが特徴で、価格は9999ドルで8月発売予定。

CRF450RLは優れたオフロード性能と公道走行可能な機能を兼ね備えた完璧なデュアルスポーツモーターサイクルで、価格は1万0099ドル(約144万円)で8月発売予定。
CRF250Rはレースでの成功だけでなく、優れたハンドリング、エルゴノミクス、加速性能、堅牢な耐久性で定評があり、価格は8399ドル(約120万円)で7月発売予定。
CRF250RWEは市場投入からわずか1年で顧客とメディアから高い評価を得ており、価格は1万0699ドル(約153万円)で10月発売予定。

CRF250RXは高性能レース仕様マシンで、WORCSやNGPC、GNCCなどのクローズドコースオフロードレース向けに開発され、価格は8699ドル(約124万円)で7月発売予定。
CRF150Rは技術向上を目指す若いライダー向けに開発され、サイズは小さいながらもユニカム4ストロークエンジンとショーワサスペンションを搭載。標準版が5499ドル(約78万円)、エキスパート版が5699ドル(約81万円)で9月発売の予定だ。