ホンダがかつて、いすゞからOEM供給を受けて販売していた『ホライゾン』の名称が復活すると噂されている。そのベースが今度は日産になるというから驚きだ。もちろんSUVだ。
数か月前、ホンダと日産の合併交渉が始まった頃、ホンダが日産『パトロール/アルマーダ』のバッジ変更に興味を持っているとの噂があった。ご存知の通り合併交渉は決裂したが、個別の事業での協業は否定されていない。
そして、もし実現するようなら日産ベースのフルサイズオフローダーに「ホライゾン」の名前を採用するかも知れない。ホライゾンの名称は1999年を最後に消えており、27年ぶりの復活となる。
ホライゾンは、いすゞのSUV『ビッグホーン』をベースにOEM供給を受け、ホンダで1994年から1999年まで販売されたSUVだ。フロントグリルなど専用デザインだったが、グレードは、ビッグホーンに準ずるもので、「ハンドリング・バイ・ロータス」という言葉が懐かしい。

デジタルアーティスト、Teottle氏から提供された予想CGのフロントエンドは、ホンダ独自のデザインとなる。ヘッドライト内にはシンプルにスリムなLEDデイタイムランニングライトが1本配置される。グリルにはシルバーのアクセントが配置されるほか、内部のパターンも専用となる。リアセクションでは、LEDテールライトのグラフィックが刷新され、バンパーデザインもアップデートされる。
オリジナル・ホライゾンは、3.2リットルV6ガソリンエンジン、および3.1リットルターボディーゼルがラインアップされていたが、OEM供給される新型では、パトロールの3.8リットルV6エンジン、および3.5リットルV6エンジンを搭載、前者は最高出力316ps、後者は425psを発揮する。
ホンダと日産の協業が実現すれば、2027年には新型ホンダ・ホライゾンの勇姿が見られるだろう。