2025年も5月10日に開催され、盛況のうちに幕を閉じた「ルノー カングー ジャンボリー 2025」。前日からあいにくの雨模様ではあったが、多くのカングーオーナーが元気に集まった。そのためか昼前には雨も止み、限定車がお披露目されるなどプログラムは予定通り進んでいった。
そんなイベントをサポートするのが、ルノー『カングー』を取り巻く人たち。メインステージを遠くから囲むように、飲食、スニーカー、自動車パーツなどのブースが会場に華を添える。その中で目を引いたのはトーヨータイヤで、ホワイトレターの人気を復活させた「OPEN COUNTRY」(オープンカントリー)をラインナップするタイヤメーカーだ。

目を引く理由はそこにカングーが飾られていたから。その名は「オプカンGOO(グー)」。オープンカントリーを履いたカングーのデモカーとして誕生したシロモノだ。

担当したのはTeam TOYO TIRES JPのクリエイティブマネージャー榊原夕子さん。オプカンGOOについて話を聞かせてくれた。
「カングーがベースなので、オシャレな感じのデモカーにしたかったんです。ちょっと遊び心を持った。なので、いつものタイヤメーカー的デモカーとは違う雰囲気にしました。どちらかというと女性向け。ボディカラーのブルーはフレンチ風に仕上げています」

確かにブルーはこれまでと違うマット系を採用。それをペイントではなくラッピングで架装している。そしてそこに洋菓子をイメージして白いリボンを掛けたようなイラストが入る。よく見るとわかるが、この白はサテンがかっているのがポイント。近づくと上品な印象だ。それが蝶々結びをしているところが可愛らしい。リボンには「#オプカンGOO」の文字がしっかり入る。

ホイールは17インチで、ホワイトに塗られたスチールホイールにメッキのセンターキャップカバーを付けている。60年代の西海岸のカルチャーを思い出す仕上がり。オプカンのホワイトレターに合わせた配色だそうだ。ルノーの純正アクセサリーの中に16インチのホワイトホイールがあるが、それとは別のデザインとなる。
また、ボディサイドやテールゲートにワンちゃんの足跡が貼られているのもオプカンGOOならではのあしらえ。今このプロジェクトの一環としてSNSで「#オプカンGOO」とともに「#オプカンペット」も立ち上げている。

榊原さん曰く、「カングーオーナーの中にはワンちゃんをはじめペットとお出かけする方が多いと聞いていますし、カングージャンボリーのような場で実際に目にします。なので、そんな方々にもオプカンGOOの世界観を共感していただきたいと思って、ペットに関するデザインをあしらっています」

確かにインテリアにもそれは見受けられる。シートに入るワンちゃんの刺繍は目を引くポイントだろう。イラストは専用アクセサリーに準じるがカラーはオリジナル。エクステリアの足跡から繋がるストーリーである。白いリボンから繋がる白系のシートもそう。色目が少なく上品にまとまっているのが素敵だ。
といった感じでこだわって作られたトーヨータイヤのオプカンGOO。今後はアウトドアイベントやペット関連のイベントに積極的に出展して展示するそうだ。なので、カングーオーナーはその都度お目にかかることになるだろう。もしかしたらさらにバージョンアップしているかも。

装着していたタイヤは発売されたばかりの「オープンカントリー H/T II」(エイチティーツー)で、見た目におしゃれなデザインと普段使いに嬉しい静粛性を兼ね備えた“ハイウェイテレーン”タイヤだ。サイズは前後とも205/55R17。カングーオーナーの方々、ご参考にどうぞ。