大日本印刷(DNP)は、持続可能なシェアリングエコノミーの実現に向けて、6月よりカーシェア事業に参入すると発表した。
大日本印刷は、琉球日産自動車と契約を締結し、同社グループが提供する「Citrus Smart Cars」を活用したマンション・集合住宅向けのカーシェア事業を6月に開始する。
DNPはこれまで、デジタル観光マップ「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」や、交通結節点向けデジタルサイネージ「DNPモビリティポート」など、スマートシティの実現に向けた事業を展開してきた。今回はこうした知見を活かし、新たなモビリティサービスの提供に踏み出す。
近年、モノの所有に関する生活者の意識やライフスタイルの変化により、シェアリングエコノミー(共有経済)への移行が進んでいる。特に地方部では人口減少に伴う公共交通の減少、都市部では駐車場や維持費の高さから、必要な時に必要なだけ利用できるカーシェアリングのニーズが高まっている。