日本ゼオン、リチウムイオン電池技術に関する訴訟で中国企業に勝訴

日本ゼオンの正極用バインダー(参考)
日本ゼオンの正極用バインダー(参考)全 1 枚

日本ゼオンが中国企業を相手取った営業秘密侵害訴訟で完全勝訴したと発表した。中国深圳市中級人民法院は、深圳好電科技有限公司および同社の王鍵董事長に対し、侵害行為の差し止めと100万人民元の賠償金支払いを命じる判決を下した。

日本ゼオンは2024年1月5日に、電池用材料の製造・販売会社である中国の深圳好電科技有限公司(董事長 王鍵)および王鍵氏を被告として民事訴訟を提起していた。この訴訟に対し今回、中国深圳市中級人民法院より日本ゼオンを勝訴とする一審判決が言い渡された。

判決では、好電社および王鍵氏が日本ゼオンのリチウムイオン電池用バインダーに関する営業秘密を不正に取得し、これを使用しているという主張が全面的に認められた。中国不正競争防止法等に基づき、好電社および王鍵氏に対し、営業秘密に対する侵害行為の差し止めおよび日本ゼオンへの100万人民元の支払いが命じられた。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. 「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る