トーヨータイヤのラリーチーム、南ア・世界ラリーレイド選手権第3戦で三浦昂選手が完走

W2RC Rd.3 South Africa
W2RC Rd.3 South Africa全 6 枚

5月18日から5月24日にかけ、南アフリカ共和国で開催されていた「World Rally-Raid Championship(世界ラリーレイド選手権)」第3戦で、トーヨータイヤチームの三浦昂選手が36台中クラス19位で完走を収めた。

世界ラリーレイド選手権は、国際自動車連盟(FIA)と国際モーターサイクリズム連盟(FIM)公認の世界最高峰オフロードラリー競技シリーズ。1月に開催されるダカールラリーを皮切りに、中東、アフリカ、ヨーロッパで年間5回開催されている。硬い岩場から柔らかい砂場、滑りやすいぬかるみなど路面状況が様々に変化する厳しい環境の中で走破することが求められる長距離ラリーだ。

W2RC Rd.3 South AfricaW2RC Rd.3 South Africa

トーヨータイヤは今シーズン、同社のSUV用タイヤブランド「OPEN COUNTRY」シリーズのアンバサダーである三浦昂選手をドライバーとして起用。ベルギーを拠点とするレーシングチーム「オーバードライブ・レーシング」の協力のもと、最上位のアルティメット・クラスにトヨタ『ハイラックス』で挑戦している。

第3戦の「SOUTH AFRICAN SAFARI RALLY(南アフリカサファリラリー)」は、6日間での総走行距離が約2,600km(競技区間は1,200km)、森林地帯から草原、泥濘、砂地などのさまざまな悪路が待ち受ける過酷なフィールド構成となっていた。

ドライバーの三浦昂選手とナビゲーターのジャン・ミッシェル・ポラト選手は、強豪ドライバーがひしめくトップカテゴリーに参戦。折あしくステアリングの故障や障害物へのクラッシュなどのアクシデントに見舞われてしまったが、度重なる困難を抑え、粘り強い走行で見事完走する成績を収めた。

W2RC Rd.3 South AfricaW2RC Rd.3 South Africa

トーヨータイヤチームでは「マシンセッティングのみならず、今後のタイヤ開発においても有意義なデータが得られた実りのある一戦となりました」とコメントしている。

次戦・第4戦「BP ULTIMATE RALLY RAID PORTUGAL(ビーピー アルティメット ラリーレイド ポルトガル)」は9月22日から28日まで開催される。さらなる戦果を目指すトーヨータイヤチームの挑戦に注目したい。

《ヤマブキデザイン》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  2. カーボンで武装した“走り”のロールスロイス、英アーバンが約9000万円で発売へ
  3. 「アルテッツァジータの再来か?」レクサスの新型『ES』にワゴン導入の噂、SNSでは「夢がある」など反響
  4. 3人乗り新型スーパーカー誕生、850馬力のランザンテ『95-59』
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る