ヤマハ発動機は欧州で、前2輪の3輪スクーター「LMW」シリーズの新型『トリシティ125』を発表した。SNSでは「かなり雰囲気かわったね~。イイ感じ」といった期待の声が多く集まっている。
新型では統合ブレーキシステム「UBS」を採用したことで、クラス最高のブレーキ性能を手に入れたとしている。220mm径のフロントディスクブレーキと230mm径のリアディスクブレーキの制動力を自動調整することで、三輪への制動力伝達を最適化、スムーズな減速をおこなうことができる。

デザインの刷新も新型の見どころだ。フラッグシップモデルである『トリシティ300』の最新デザインから受け継いだ都会的なスタイルを、よりコンパクトなボディに凝縮。フロントのLEDライトは、これまでV字型の一眼タイプだったものが、より直線的でシャープな表情となった。積層型LEDヘッドライトと水平配置のLEDポジションライトが“Y”の字を描いているのがポイントとなる。
ユーティリティ面でも進化した。新採用の4.2インチTFTディスプレイは、左ハンドルバークラスターで走行中でも簡単に操作できるほか、ヤマハのMyRideアプリをダウンロードしスマートフォンをBluetoothでペアリングすることで、ターンバイターンナビゲーションの表示や、着信のチェック、メールやソーシャルメディアのメッセージの一部表示や、音楽再生、天気予報の確認など、さまざまな機能を利用することが可能となる。

またスマートキーを携帯していればスイッチ操作だけでエンジンスタートできる「スマートキーシステム」搭載のほか、広々としたシート下収納スペースとフロントポケット、 USBタイプC電源ソケットなど、日常をともにするマシンだからこそありがたい使い勝手の面でも進化を果たしている。
2025年モデルのカラーリングは、「ゼングリーン」「ミルキーホワイト」「マットグレー」の3色展開。欧州での発売は2025年の第3四半期となっており、5月末時点で日本での販売時期については未発表。

X(旧Twitter)では「かなり雰囲気かわったね~。イイ感じ」など高評価の声が集まっている。特に注目されていたのがフロント周りで「とってもナウいお顔になりましたな笑」「めっちゃカッコいいじゃないですか!」「YZF顔がイケメン」といったコメントが多く見られる。
現時点で日本向けの情報は未発表だが、気になる点はやはり価格らしく「装備が最新になったけど箱つけただけで乗り出し70万超えそう」「国内だとどんな値段になるやら…」と心配を寄せる声も上がっていた。参考までに日本での現行モデルの税込価格は49万5000円となっている。
デザインから新装備まで最新のアップデートを果たしたトリシティ125。国内価格など今後の発表に注目したい。