ホンダ、宇宙での人工衛星燃料補給システムを共同開発…2029年実証めざす

アストロスケールとホンダが宇宙での人工衛星燃料補給システムを共同開発
アストロスケールとホンダが宇宙での人工衛星燃料補給システムを共同開発全 1 枚

ホンダの研究開発子会社の本田技術研究所は、アストロスケールと共同で宇宙の軌道上にある人工衛星に燃料を補給するための給油口接続システムを開発すると発表した。

ホンダのロボティクス研究で培ったメカトロニクス技術を応用し、アストロスケールのRPOD(ランデブー、近接運用、ドッキング)技術と連携する。2029年をめどにアストロスケールが予定している宇宙の低軌道での燃料補給技術実証で使用することを目指している。

地球周回軌道は人工衛星やスペースデブリ(宇宙ゴミ)の増加により混雑してきており、長期的な軌道利用が困難になると考えられている。この問題を解決し、宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ)を実現するためには、使い捨てを前提とした開発から脱却し、「削減、再利用、修理、燃料補給、除去」といった循環型経済を宇宙空間で構築することが重要だ。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. トヨタの21車種55型式・計64万6376台にリコール…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  3. 3人乗り電動バイク「e-NEO」、北海道初上陸...100V電源でも充電可能
  4. 【スズキ バーグマンストリート125EX 試乗】125ccスクーター3兄弟で「最もラグジュアリー」である理由…伊丹孝弘
  5. トヨタ『クラウンスポーツ』520万円の入門モデルを7月30日発売、70周年記念車も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る