五菱汽車、EVセダン『星光』の2025年モデル発売…航続最大610km

五菱汽車(WULING)のEVセダン『星光』の2025年モデル
五菱汽車(WULING)のEVセダン『星光』の2025年モデル全 4 枚

GMと上海汽車、五菱集団の3社合弁、五菱汽車(WULING)は、EVセダン『星光』の2025年モデルを発売した。

五菱汽車のEVセダン『星光』2025年モデル

この星光は純電動とプラグインハイブリッド(PHEV)の2種類の動力システムを用意し、最大610kmの走行距離を実現している。価格は7.98万元~12.58万元(約160万円~252万円)に設定された。

星光は全部で6つのグレードが用意され、プラグインハイブリッド70km・150kmの3グレードと、純電動510km・610kmの3グレードで構成されている。

同車の最大の特徴は、純電動モデルの610kmという長距離走行能力だ。69.2kWhの大容量バッテリーを搭載し、1km走行あたりのコストも低く、経済性も高い。急速充電では20分の充電で約300kmの走行が可能となっている。

安全面では、全モデルに「神鍛電池」と呼ばれる高性能バッテリーを標準装備。このバッテリーは中国の新国家標準GB38031-2025「電動自動車用動力蓄電池安全要求」の全24項目の安全テストに合格した最初のバッテリーブランドとなっている。業界初の「多面五針刺し」テストや、24時間以上の熱拡散、1m水深での24時間浸水テストなど、極限状態でも発火や爆発が起きない高い安全性を実証している。

運転支援システムとしては、五菱汽車初の「霊眸智能運転支援システム」を搭載。0-130km/hの全速域インテリジェント走行支援や高速道路でのナビゲーション支援、さらに99%の駐車シーンに対応する自動駐車機能を備えている。平均駐車時間は30秒で、最長2kmまでの20ルートを記憶できる機能や、100m範囲内での元の軌跡に沿った後退機能も搭載している。

室内空間は、全長4835mm、ホイールベース2800mmのボディサイズを活かし、後部座席には広々としたスペースを確保。26か所の収納スペースと600リットルの大型トランクを備え、B級セダン並みの快適性を提供している。シートは通気加熱機能付きの電動調整式で、冬暖かく夏涼しい環境を実現している。

《森脇稔》

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