スカイラインやフェアレディZなどL型とS20型搭載車が集う…代官山T-SITE「モーニングクルーズスペシャル」

代官山T-SITE「モーニングクルーズスペシャル」
代官山T-SITE「モーニングクルーズスペシャル」全 56 枚

東京都渋谷区にある「代官山T-SITE」で5月18日、恒例となっている「モーニングクルーズ」のスペシャル版が開かれ、テーマとなった日産L型S20型エンジンを搭載した『スカイライン』『フェアレディZ』や、カワサキ『Z』が集まった。

代官山T-SITEは、代官山 蔦屋書店を中心としてカフェや輸入玩具店、クリニックなどが緑の中に点在する、おしゃれな複合型商業施設。ここの蔦屋書店はクルマ・バイクコーナーが充実しており、2012年から毎月第2日曜の朝7時から9時にクルマ好きのためのミーティング「モーニングクルーズ」を開始。オーナー同士の交流の場としてすっかり定着している。

回ごとに「黄色のクルマ」「女性ドライバー」「クラシックミニ」「2リッター以下のボーイズレーサー」といったテーマがあり、今回は日産の名機・L型とS20型エンジンにフォーカス。これにカワサキ『Z』専門店の「PAMS 30th Anniversary Milestone」と銘打ち、当該バイクも集結するというスペシャル版として開催された。

スカイラインは、L20型搭載の3代目”ハコスカ”「GT」や、5代目”ジャパン”のL20ET型ターボエンジンを搭載した「2000GT-E・S」、それにS20型の「GT-R」など、フェアレディZはL20型の「Z-L」やL24型の「240ZG」、北米仕様のL28型搭載の「280Z」などが集まって来た。

また、少数派ながらL20型搭載の2代目『ローレル』ハードトップ2台の姿も。そんな中、1台だけ落ち着いた雰囲気を漂わせていたのが、同じくL20型の4代目『セドリック』セダン2000SGL-E。「排ガス規制対策のNAPS(ナップス)」搭載で非力ですが、一応高級車なので乗り心地がいいんです」とオーナー。「失敗が作好きなんですよ」とジョークを交えて話してくれた。

一方、カワサキ『Z』は30数台が集結。「Z900」「Z1000」などがずらりと並び、それぞれに旧交を温めていた。2輪車は通常この場所には駐車できないが今回はスペシャルとして展示スペースとして開放。ライダーたちは入退場時にエンジンを切って手押しするなど早朝の環境保持にも配慮していた。

施設内ではコーヒーや読書などを楽しむ人が多く、朝早くから静かな賑わい。モーニングクルーズの会場に愛犬の散歩で訪れていた近隣住民の男性は「これは文化です。時代を伝えていく人やクルマがあるのはすごくいいこと。アーカイブのようですね」と感心していた。

長年モーニングクルーズを運営してきた代官山蔦屋書店「クルマ・バイクコーナー」のコンシェルジュ・清野龍太さんは、「今回はエンジンフードを開けているクルマが多いですねー!」と笑顔。「こうして毎回テーマを絞っていますので、様々な方やクルマに来ていただいて私たちも楽しんでいます。ここでは色んな人同士がコミュニケーションしてほしいですし、今回の2輪と4輪のミックスは初めてで、こういうオーナーズミーティングの形も面白いなと思いました。これからも交流を深め、クルマ文化を広めたいですね」と話していた。

《嶽宮 三郎》

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