三菱自動車工業は5月29日、『アウトランダーPHEV』と『トライトン』の2車種について、ナビゲーションシステムの不具合によるリコールを国土交通省に届け出た。対象台数は計4万1540台。
不具合の内容は、ナビゲーションシステムの制御プログラムが不適切なため、起動不能や使用中の再起動の繰り返しが発生する可能性。この影響で、液晶画面に直前直左確認時や後退時のカメラ映像が表示されず、保安基準に適合しないおそれがある。
対象車両は、アウトランダーPHEV(型式:5LA-GN0W)が3万6866台で、製作期間は2021年12月10日から24年6月26日まで。トライトン(型式:3DF-LC2T)が4674台で、製作期間は24年1月22日から25年1月28日までとなっている。
改善措置として、全車両のナビゲーションシステムの制御プログラムを対策仕様に書き換える。不具合件数は108件で、市場からの情報により発見された。事故の報告はない。
なお、本件は過去に届け出たリコールの対象範囲を拡大したもの。新たに不具合の原因が発見されたため再度届出を実施した。