本田技研工業は5月29日、ホンダ『CB1000ホーネット』のマフラーについて、適切な空燃比制御ができず、排出ガスが基準値を超えるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2024年11月~25年2月に製造された、503台。
マフラーに組付けられる空燃比センサーの配線について、固定方法が不適切だった為、配線がドライブチェーンと干渉しているものがある。そのため、当該配線の被覆が露出、短絡し警告灯が点灯すると共に、適切な空燃比制御ができなくなるおそれがあるという。
これに対し、ホンダは対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両の空燃比センサー配線を点検し、バンドで適切に固定する。また、配線に損傷が見られた場合は新品へと交換する。
これまでにこの件に係る不具合が3件報告されており、事故は報告されていない。